みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。以前にInstagram(さかごらぼ)でこんな質問をいただきました。
今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
逆子の1番の原因は早産
逆子の1番の原因は早産です。これは研究で証明されています。ひとつを例に挙げるなら、ベルギーの研究です。
逆子の原因は早産と結論づけた研究
逆子の1番の原因は早産と結論づけています。
早産が治る前に逆子で生まれる
どうして早産なのかというと、治る前に産まれてきてしまうからです。
胎児はお腹の中で常にくるくるしています。僕の子供が生まれる前、参加した両親学級で助産師さんが「お腹の中の赤ちゃんはプールに浮かんでいるような状態で、常にくるくるしています。」とイメージを言っていました。
胎児はくるくるし自然に治る
胎児は常にくるくるしています。なので多くの人が逆子になり、多くの逆子は自然に治ります。
これについて詳しくは下記をどうぞ
逆子が治る確率
研究では36週までに治るとされている
さまざまな研究で、逆子は36週まで自然に治るとされています。つまり、36週まで妊娠を保っていれば多くが自然に治るということです。ですが、早産の場合は治る前に逆子のままになります。だから、早産で生まれてしまうと逆子のことが多いということです。
早産で逆子にならないようにする方法
僕がインスタグラムで「さかごらぼ」を運営していて、多くの人から「切迫早産で入院中なんですが、できることはありますか?」と質問を頂きます。もし逆子を治したいなら、切迫早産の場合はなるべく安静にすることが一番です。
刺激でお腹は張りやすくなる
切迫早産は子宮が収縮しお腹が張りやすい状態です。子宮の収縮は下半身を刺激すれば起きます。例えば歩いたり、長時間座りっぱなしでも収縮しやすくなります。お腹が張ってしまえば胎児は動きにくくなるので、逆子は治りにくくなってしまいます。早産にならないように安静にして、少しでも早くお腹が張らないようにするのが逆子を治すのにいい方法です。
ですが、「何かせずにはいられない!」というのが妊婦さんの心理です。
早産にならずにできる逆子のセルフケア
もし切迫早産の時に早産にならないように何かしたいと思うなら、できることは2つです。
- 水分補給
- 深呼吸
水分補給
水分補給は羊水の量が増えます。羊水の量はスペースに影響があります。羊水の量が少なければ胎児が回転しにくくなり、逆子は治りにくくなります。切迫早産の時は刺激は厳禁です。
ですが、水分補給という妊娠中も切迫早産の時にも当たり前のことをして、逆子を治りやすく促すことができます。これは妊婦さんの体調にもいいので、切迫早産も改善しやすくなります。
飲み過ぎには気をつけてください。飲めば飲むほど羊水が増えるわけではありません。普段ちゃんと飲めていない人が飲むことで自分のお腹の容量の最大値までは増えますが、それ以上に増えることはありません。担当の先生に言われた規定量を飲めるように心がけて下さい。
深呼吸
深呼吸は胎動が増えます。胎動は自律神経に影響を受けます。深呼吸によって自律神経が整うことで胎動が増えやすくなります。胎動が少なければ胎児が回転しにくくなり、逆子は治りにくくなります。
呼吸も人として当たり前のことなので、それを深くしても切迫早産には影響がありません。また、自律神経が整えば妊婦さんの体調が改善しやすくなり切迫早産も改善しやすくなります。目をつむって5分くらい数を数えながら呼吸をしてみてください。
【逆子早産】まとめ
簡単にまとめると、逆子の1番の原因は早産なぜなら、逆子が治る前に生まれてきてしまうから。早産にならないように逆子を治したいなら安静にするのが1番です。もし逆子を治したいなら、水分補給と深呼吸をしてみてください!
ということです。