みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。以前にInstagramでこのような質問をいただきました。
今回は逆子を治す方法をお伝えしていきます。
今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
逆子が治る2つの治し方
逆子が治る2つの治し方はこれ!
逆子を治す方法は大きく2つあります。
- 外回転術
- 鍼灸
ひとつずつ詳しく説明します。
外回転術
産科の先生が手でお腹を押して、逆子を回転させる方法です。施術の際は、まずお腹の張り止めを使用し張りにくくします。そして、お腹にジェルを塗りエコーを見ながら先生が回転させます。治る確率は50%~60%と言われています。
外回転術の特徴
外回転術の1番の特徴はハイリスクということです。母体と胎児の命の危険があることがあります。だから、通院している産科でも外回転術は勧められないはずです。産科の先生にとって1番大切なことは母子ともに健康に出産を終えることです。
帝王切開は素晴らしい医療
帝王切開も立派な医療で、母子ともに健康で出産を終えられる素晴らしい手段です。日本では外回転術をせずに自然に逆子が治らなかったら帝王切開をする先生が多いです。また、ある産科に勤める助産師さんに話を聞いたら、緊急の帝王切開になることも多いそうです。
痛みは先生による
外回転術は専門ではありませんが、ここから先は逆子の妊婦さんから直接お話を聞いて知っている範囲でお話しします。まずは施術の際の痛みは、妊婦さんそれぞれです。ものすごく痛かったという人もいれば、全く痛みがなかったという人がいます。これは先生のスキルにもよります。痛くなかったという意見が多い先生もいれば、痛かったという意見が多い先生もいます。
治る確率も先生による
治る確率も先生によります。50%~60%というのは日本の平均数値になります。僕の地域では何院か外回転術を行う産科があります。ある産科では紹介したらほとんどが治りますが、ある産科ではほとんど治りません。これは妊婦さんだけでなく、実際に勤める助産師さんからもお話を聞いたことがあります。
ここまでが外回転術についてです。
もうひとつは鍼灸による逆子治療についてです。
おすすめの逆子が治る治し方
逆子の治し方でおすすめは鍼灸
逆子を治す方法で1番オススメなのは鍼灸です。世界中の研究で逆子を治すなら鍼灸がいいとされています。
逆子を治すオススメの方法鍼灸の5つの特徴
外回転術に比べて鍼灸による逆子治療の特徴は5つあります。
- リスクがない
- 治る確率が高い
- 自宅でできる
- 安価
- 技術がいらない
❶ リスクがない
鍼灸はリスクがありません。リスクが全くないというわけではありませんが、多くの論文で母体と胎児に害はないとされています。体調が悪いのに無理やりやればより体調が悪くなることもありますが、ちゃんと体調をみながらやればリスクはないとされています。
❷ 治る確率が高い
お灸は研究によりますが、90%以上治ったという研究もあります。多くの研究で逆子を治すなら鍼灸がいいと結論づけています。その理由の一つが治りやすいからです。外回転術に比べても治る確率はかなり高いです。逆子を治すなら鍼灸がいいという理由は他に2つあります。それが自宅で手軽にできることと安価ということです。
❸ 自宅でできる
お灸は自宅でできます。もともとお灸は民間療法で自宅で行う人が多くいました。逆子治療でお灸をすると「おばあちゃんちの匂いがする。」という妊婦さんが多いです。昔の人は自宅でお灸をしている人が多かったです。それくらい簡単に手軽にできます。
❹ 安価
また、お灸はとても安いです。ドラッグストアやAmazon、楽天市場で1000円ほどで買えます。外回転術や鍼灸院で治療を受けると何万円もしますが、自宅でのお灸なら約1000円でできます。先程の90%以上が治ったという研究も妊婦さん自身でお灸が行われています。
❺ 技術がいらない
最後の特徴は、技術がいらないことです。外回転術や鍼灸院では技術に差があります。痛かったり、治らなかったり、緊急の帝王切開になることもあります。ですが、お灸は指導を受けた妊婦さんが自宅で行って90%が治っています。つまり、誰でも簡単にできるということです。
この5つが鍼灸による逆子治療の特徴になります。
だから、僕なら逆子を治すなら鍼灸をおすすめします。
お灸で逆子が治る理由
お灸をすることで逆子が治りやすくなるのは、科学的に説明できます。お灸をすると子宮の血流が良くなります。また、胎動が増えます。子宮の血流が良くなれば、子宮が柔らかくなりお腹が張りにくくなります。そうなれば、お腹のスペースが増えやすくなります。また、胎動が増えれば胎児が回転しやすくなるので逆子は治りやすくなります。
だから、お灸をすると逆子が治りやすくなるということです。詳しくお灸のメカニズムを知りたい方はこちらのYouTubeを見てみてください。
自宅で簡単にできる逆子の治し方
逆子が治る治し方を選びたいならまずはお灸
もし自宅でお灸を試したいと思うなら、是非お灸を買ってみてください。1000円でお灸をすることができます。僕が1番オススメしているお灸はirodoriの棒灸です。世界中の逆子が治ると証明されている研究では、この手持ちタイプの棒灸が使用されています。その中でもirodoriは自宅で行うのに適しています。
irodori以外にもおすすめのお灸があるので、自宅で逆子のお灸を試したいという方はこちらの記事を見てみてください。お灸のやり方も別の記事でお伝えしています。
専門家推奨のお灸
正しいお灸のやり方
「逆子の治し方」まとめ
簡単にまとめると、逆子を治す方法は外回転術と鍼灸の2つです。僕は鍼灸をおすすめします。鍼灸はお腹のスペースと胎動を増やすことができるから逆子が治りやすくなります。もし逆子を治したいなら、おすすめのお灸を紹介する動画を見てみてください!
ということです。