逆子が治りやすい姿勢は〇〇な姿勢

【日本逆子治療協会】逆子が治りやすい姿勢は〇〇と感じる姿勢

たまいたかあき

鍼灸による逆子治療を9年間 l 独自の研究で逆子治療を確立 l 鍼灸師/柔道整復師 l 逆子の正確な情報を伝えるために逆子の科学と統計を発信 l 逆子治療は千葉県で行っています。

みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。以前にInstagram(さかごらぼ)でこんな質問をいただきました。

 

逆子が治りやすい姿勢はありますか?

 

今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。

 

逆子が治りやすい姿勢に根拠はない

逆子が治りやすい姿勢はありません。なぜなら、科学的に証明されていないからです。ですが、科学的に考えれば治りやすくなる姿勢はあります。少しややこしいですね、、わかりやすく説明していきます。

よく言われる治りやすい姿勢

逆子が治りやすい姿勢といえば、逆子体操による四つん這いや仰向け、胎児の背中が天井を向くように仰向けになる姿勢を思い浮かべると思います。これらが効くとされている理由は胎児の頭の重みで回転しやすくなると考えられているからです。

逆子体操は治らない

これが一般的な逆子が治りやすい姿勢としての認識ですが、これらの姿勢では治りやすくはなりません。なぜなら、逆子体操をしても逆子は治らない研究結果があるからです。逆子体操をした妊婦さんと逆子体操をしていない妊婦さんの逆子が治る確率を調べた研究があります。その結果は、どちらもあまり差がなかったとあります。

逆子体操を比べる妊婦さん

お灸の研究結果

例えば、逆子で有名なお灸の場合はお灸をした妊婦さんとしていない妊婦さんを比べて、お灸をした妊婦さんの方が約20%治りやすくなります。このような研究結果から、現代の科学では逆子体操は効果がないとされています。横向きも同じです。

だから、研究で証明されている逆子が治りやすい姿勢はないということです。ですが、科学的に考えて治りやすい姿勢はあるのでご紹介します。

 

逆子が治りやすい姿勢は〇〇と感じる姿勢

逆子が治りやすい姿勢は、妊婦さんがリラックスできる姿勢です。なぜなら、胎動が増えるからです。

逆子が治りやすい環境

逆子が治るには胎動とスペースが必要です。逆子が治ると証明されているお灸は胎動とスペースが増えやすくなります。同じように胎動とスペースが増えやすくなる姿勢をとれば逆子は治りやすくなります。その胎動が増えやすくなる姿勢はリラックスできる姿勢です。リラックスをすることで自律神経のうち副交感神経が優位になり、胎動が増えやすくなります。胎動が増えやすくなれば逆子は治りやすくなります。

治りやすい姿勢は人それぞれ

リラックスできる姿勢はこれ!と決まりはありません。人によって違います。仰向け、横向き、うつ伏せ(シムス)、ソファ、座椅子、ダイニングチェア、立っていること。人それぞれ体調によって楽な姿勢が違います。

それぞれが体調に合わせてリラックスできる姿勢をとることで、胎動が増えやすくなります。逆子が治りやすくなる姿勢が決まっているわけではありません。

リラックスと胎動の関係については下記の記事を見てみてください。

▷ 自律神経が乱れていると逆子は治りにくい?

リラックスベビー服逆子の妊婦さん

朝に治っている理由

逆子が朝に治りやすい理由はリラックスしているからです。多くの人は、夜膀胱を蹴られる感じがしていたのに、朝起きたらその感じがなくなっていたと感じています。実際に検診を受けると逆子は治っています。そのように逆子が朝治っているのは、リラックスして睡眠していることで胎動が増えやすくなるからです。
リラックス姿勢には色々とありますが、横たわるのもリラックスできる方法です。これはみんなが必ずリラックスできる方法になります。なるべく質の高い睡眠をとることで逆子は治りやすくなります。寝る時の姿勢は仰向けでも、横向きでも楽な姿勢がいいです。

 

 

 

逆子を治すための方法

もし逆子を治したいと思うなら、姿勢を気にするよりもお灸をした方が絶対に効きます。これは世界中の研究で治ると証明されています。また、世界中の研究者が逆子を治すにはお灸がいいと結論づけています。その理由は、妊婦さん自身で自宅で手軽に安価で行えるからです。鍼灸治療を受けに行けば、1回6000円~1万円が相場です。基本は1回で治るものではなく、何回も行うものです。多くの場合は料金が高くて通えません。

研究で行うお灸の回数

研究では1回15~30分を1日1~3回で毎日行なっています。それでいて、逆子は治りやすくなります。お灸をして治った確率は、多くの研究で85~90%以上です。だから、お灸がいいとされています。科学的根拠のないことをするよりも、証明されているものを頑張ってやってみるのがいいと思います。

おすすめのお灸については下記の記事をご覧ください。

▷【専門家が厳選!】自宅で行う逆子のお灸におすすめの市販のお灸2選

逆子のお灸

 

あとがき

今回は治らない姿勢についてお伝えしました。そして治すならお灸がいいとお伝えしました。

基本的には、研究や科学をベースにお伝えしています。その方が情報が正確だからです。ですが、今の科学が正しいとは限りません。僕が中学生の頃は1192作ろう鎌倉幕府でしたが、今では変わりました。科学も同じです。健康にいいとされていたものが、今では有害と言われていたりします。

僕はなるべく正確に情報を発信したいために科学をベースにしていますが、妊娠しているのは僕ではなく妊婦さんです。妊婦さんが楽しい生活を送るための選択をしてもらえたら嬉しいです。

例えば、逆子体操は効果がないという研究結果があると話しても、続ける妊婦さんは多くいます。逆子体操で治ったという事実も、逆子が自然に治るからで逆子体操で治っているわけではないと話しても続けます。

僕はそれでいいと思います。僕は考えや科学を押し付けたいわけではなく、もし逆子が治らず出産を迎えた時に妊婦さんが「もっとこうしておけばよかった」と後悔して欲しくないだけです。

自分で選択をすれば後悔はしません。ですが、知った情報が実は間違いだったり、後で情報を知ると後悔しやすくなります。

自分が納得のできるケアの方法を選択して、逆子に悩む妊娠生活ではなく、楽しく過ごせる妊娠生活を送ってもらえたら嬉しいです。

その選択の一助にこの記事がなれば幸いです。

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