腰痛と逆子が治る逆子の体操の解説編

【日本逆子治療協会】腰痛がある妊婦のための逆子の体操・ストレッチ

たまいたかあき

鍼灸による逆子治療を9年間 l 独自の研究で逆子治療を確立 l 鍼灸師/柔道整復師 l 逆子の正確な情報を伝えるために逆子の科学と統計を発信 l 逆子治療は千葉県で行っています。

みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。以前にInstagram(さかごらぼ)でこんな質問をいただきました。

 

さかごを治すために逆子体操以外でできることはありますか?

 

今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。

 

腰痛がある妊婦さんの逆子が治る体操・ストレッチ

腰痛がある妊婦さんの逆子を治す体操の方法はYouTubeで公開しています。この記事では『この体操でどうして逆子が治りやすくなるのか』をお伝えします。

 

逆子の体操で逆子が治りやすくなる理由

YouTubeで行った逆子の体操で逆子が治りやすくなる理由は、腰痛が軽減し胎動とスペースが増えるからです。胎児が回転するのはお腹にスペースがあり、胎動があるからです。腰痛があるということは腰回りの血流が悪くなっています。

 

子宮の血流が悪くなる

また、腰をかばうために骨盤周りの筋肉も疲労し、骨盤内の血流も悪くなりやすくなります。そうなれば、子宮の血流が悪くなりお腹のスペースが減りやすくなります。骨盤周りの筋肉が硬くなると自律神経にも影響が出やすくなり、胎動が減りやすくなります。

 

腰痛を軽減するとスペースが増える

なので、腰痛を軽減し、スペースが増えるように促すことで逆子が治りやすくなります。それをYoutubeで行った体操・ストレッチで効果を出すことができます。どうして、Youtubeの体操・ストレッチで効果を出せるのかそのメカニズムを簡単にお伝えします。

 

逆子の体操でスペースが増えるメカニズム

逆子の体操で自律神経反射が起きるから

効果が出る理由は自律神経反射が起きるからです。図をふたつお見せします。

逆子の妊婦さんデルマトーム自律神経

逆子の妊婦さんデルマトーム自律神経

 

ツボが効くメカニズム

上記の画像のように、神経は全身に張りめぐらされています。この神経があるから感覚があるし、体を動かすことができます。例えばきいろの場所を刺激すれば、きいろの他の場所にも効果があります。だから、足を施術して腰が楽になったり、手を刺激して方が楽になったりします。この神経は内臓ともつながっています。そのつながっている神経を介して内臓に反射が出るから、ツボを押すことで内臓に効きます。

 

逆子の体操で胎動とスペースが増える

このようなメカニズムで子宮に反射を引き起こし、収縮させたり血流を増やすことができます。そのための体操・ストレッチになります。だから、YouTubeで行っている逆子と腰痛が治る体操をすると逆子が治りやすくなります。

 

腰に関係ない場所を刺激する理由

体操の中には、〇〇色ではないところも刺激しています。具体的には、深呼吸や脇腹、手のブラブラです。その理由は2つ。

  1. 代償運動が行われやすいから
  2. 自律神経が整うから

 

代償運動が行われやすいから

代償運動とは、いわゆるかばうことです。腰の筋肉が疲労してくると痛みになる前に、周りの筋肉がかばいます。かばい続けると少しづつ周りの筋肉も疲労してきます。そうすると腰をかばえなくなり、痛みが出る寸前の腰が限界を超えて頑張るようになります。それで限界を超えて、痛みが出てしまい腰痛になります。

逆子の妊婦さんの腰痛

腰に触れずに腰痛が治る?

極端な話、かぶう筋肉だけを刺激しても腰痛は軽減します。なぜなら、かばえるようになるからです。「腰に触れてないのに腰痛が改善した!」という嘘くさいような話を聞いたことがあるかもしれませんが、科学的にも効果はあります。そのためにも、一見関係ないような代償運動を行う筋肉も一緒に刺激しています。

自律神経が整うから

深呼吸や脇腹、手足をぶらぶらさせるのには、自律神経を整える効果があります。自律神経が整えば胎動が増えやすくなり、逆子は治りやすくなります。ヨガでは最初と最後に呼吸を整えてリラックスするような動作がありますが、それは科学的にもリラックスし自律神経を整えるのにとても有効です。だから、自律神経を整えるためにも一緒に行っています。

リラックスする逆子の妊婦さん

 

セルフケアでもっとも重要なこと

自分に合った体操ストレッチ

セルフケアにおいて、1番重要なことは自分に合ったものをすることです。逆子は疲労を改善すれば治りやすくなります。全身のマッサージや、全身のストレッチをすれば効きます。今回のテーマは『ようつがある妊婦さんのさかごを治す体操』でしたが、腰痛がない人でもYoutubeの体操ストレッチを行えばスペースと胎動が増えやすくなり、逆子は治りやすくなります。

逆子が治らない妊婦さんの疲労症状

ですが、端的に疲労と言っても、人それぞれ疲労の仕方が違います。その人の疲労に合わせたケアが必要になります。逆子の妊婦さんの疲労症状を上げると

  • 肩こり
  • 背中の痛み
  • 腰痛
  • 股関節痛
  • 胸焼け
  • 吐き気嘔吐
  • 便秘
  • 頭痛

 

腰痛の症状に合わせた体操ストレッチ

人それぞれ症状が出るところが違います。症状が出ている部位が特に疲れているので、そこを刺激する方が効果があることは想像できるはずです。今回は腰痛があって逆子が治りにくい妊婦さん向けに、腰痛が改善し胎動とスペースが増えるセルフケアの流れをお伝えしました。もちろん、逆子が治った後も妊娠中に大萎える腰痛のセルフケアになります。様子を見て無理ない範囲で行ってみてください。

 

【腰痛のある妊婦さんの逆子を治す体操・ストレッチ】まとめ

簡単にまとめると、YouTubeで行った逆子が治る体操は、腰痛が減り胎動とスペースが増えやすくなるから逆子が治りやすくなります。その理由は子宮に反射が出る筋肉を刺激するからです。また、自律神経や代償筋を刺激することで、よりバランスが整いやすくなります。重要なことは、セルフケアは自分に合わせて行うことです。もし逆子を治したいなら、自分に合わせたセルフケアを選んでください。

ということです。

 

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