みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。以前にInstagram(さかごらぼ)でこんな質問をいただきました。
今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
逆子の妊婦さんがしてはいけないこと
逆子の妊婦さんがしてはいけないことは自律神経が乱れること
逆子を治りやすくするためにしてはいけないことは、自律神経が乱れることです。自律神経が乱れることで胎動が減ります。また、後期つわりも出やすくなります。なので、逆子を治したいなら、自律神経が乱れることは避けるべきです。
正確にはしてはいけないわけではなく、しない方がいいことです。自律神経が乱れていても基本的には自然に治ります。
逆子の妊婦さんがしてはいけないこと3選
自律神経が乱れやすくなることは多くあるんですが、その中でも逆子の妊婦さんに多くみられるものを3つ紹介します。
- カフェインを摂取
- 寝る直前までのスマホ
- 仕事
⑴カフェインを摂取
ひとつ目の逆子の妊婦さんがしない方がいいことはカフェインの摂取です。
現代では妊娠中も管理すればカフェインを摂取しても問題ないとされています。妊婦さんが飲んでも胎児に影響がなくても、妊婦さんの体調には影響があります。これは妊婦さん、老若男女関係ありません。カフェインには興奮作用があり、交感神経を優位にする作用があります。交感神経が優位になれば自律神経が乱れてやすくなり逆子は治りにくくなります。
逆子の妊婦さんが摂っているカフェイン
カフェインは色々なものに含まれています。コーヒーやエナジードリンクは想像できる方も多いと思いますが、それ以外にもお茶やチョコにも多く含まれています。いくつかピックアップしグラフにしてみました。
カフェインには依存性が高く。妊娠前から習慣があると、なかなかやめられません。特にコーヒーを飲んでいる方が多いです。来院した逆子の妊婦さんにコーヒーを飲む習慣があった場合、僕はカフェインレスを勧めています。もし逆子を治したいなら、カフェインレスコーヒーの方が逆子は治りやすいです。
▽妊娠中にちょっと贅沢したい方にオススメのカフェインレスコーヒー
NEWYORKで日本で最もおいしいコーヒーと紹介された上、2019年11月にBrooklynではイベントも開かれたコーヒー屋さんです。Casa BRUTUSという雑誌ではわざわざ行きたいカフェ全国225件に選ばれています。残念ながらカフェインレスでドリップバックになっているのは、このお試しセットに入っているものしかないようです。粉の状態なら200g(約20杯分)でも売っています↓↓
1番のおすすめはハーブティー
もし可能なら妊娠中だけでも、ハーブティーに変えてみることをお勧めします。妊娠中のカラダに合うものを飲むことで、より逆子は治りやすくなります。下記の商品はお試しで安く買うことができるし、女性ホルモンが整いやすいようブレンドせれていて逆子にも効果的です。
▽オススメのハーブティー
⑵寝る直前までのスマホ
ふたつ目の逆子の妊婦さんがしない方がいいことは寝る直前までのスマホです。
寝る直前までスマホをしていると、ものすごく自律神経が乱れやすくなります。ずっと前から夜寝る前にディスプレイを見るのは良くないと言われているので、これは多くの人が想像できると思います。ですが、できていない人がほとんどです。
無限にショート動画
最近はTiktokなどのショート動画が流行りなんとなくずっと動画を見続ける人が多いです。テレビでは『脳過労』として紹介されていましたが、ネットではよく『脳死状態』と表現されているようです。(医療従事者としていい表現だとは思いませんが、核はついている表現かなと思います)。ずっとなんとなく動画を流すだけでも、脳は多くの情報を処理します。そうすれば、脳が疲れやすくなり自律神経が乱れやすくなります。
やめられないならケアをしよう!
もし寝る前のスマホをやめられないなら、ケアだけでもした方がいいです。僕がおすすめしているのは、アイマスクです。アイマスクをすることで、迷走神経反射や亜種ネル反射などの自律神経が整う反射が起きます。
アイマスクがオススメの理由
おすすめする最大の理由は簡単だからです。アイマスクはつけて寝るだけ。とっても簡単です。セルフケアは簡単でないと続きません。続けることに意味があるので、逆子の妊婦さんが続けやすいかどうかを1番に考えています。おすすめの商品はこちら。使い捨てで簡単なアイマスクと、何度も使えるアイマスク。どちらか使いやすい方を選んでください。
⑶仕事
もっとも自律神経を乱す原因は仕事です。自律神経が乱れる最も多い原因はストレスです。自分にどんなストレスがあるか考えてみてください。多くの人は仕事を想像するはずです。それか家庭。逆子の妊婦さんの疲労原因の多くは仕事です。僕が逆子治療に来院した妊婦さんに聞くと多くは後期まで仕事をしています。特に34週が多いです。
なので、逆子が治りやすくなる1番の方法は仕事を辞めるか産休に入ることです。これは無理な話です。このグラフの34州まで働いている人が、好きで働いているわけではありません。職場の関係で産休には入れないから仕方なく34週まで働いています。家族内にストレスがあっても解決できないことも多いです。
やめられない時は?
カフェインやスマホは努力すればやめられますが、自分だけの問題でない場合はやめることができません。その場合は、仕事で自律神経が乱れる以上に、自律神経を整える必要があります。
自律神経を整える方法
自律神経を整える方法はたくさんありますが、逆子が治りやすくなるように胎動やスペースを増やしながら行える方法があります。それが体操やストレッチです。体操やストレッチをすることで胎動やお腹のスペースが増えるように促すことができます。その方法はYoutubeで紹介しています。
こう言ったセルフケアは本来、その人の状態に合わせて行うものです。それぞれの状態にあったセルフケアを随時投稿しているのでそちらもみてみてください。
逆子が治らないと悩む妊婦さんへ
僕は実際に鍼灸をしている逆子の妊婦さんやInstagramで多くの妊婦さんから悩みや不安を聞きます。周りの妊婦さんが治っているのに「どうして私は治らなの?」と不安に感じます。この記事を読んでいる妊婦さんも「何かしてはいけないことをしているの?」と感じて検索しているはずです。
逆子妊婦さんがそのように悩む理由はたくさんあります。経膣分娩で産みたいから、無痛分娩で産みたいから、お腹を切るのが怖いから、術後の傷の痛みが怖いから、傷を残したくないから、胎児に何かあってはと気になるから。人生で何回もない、女性にとって人生でもっとも思い出に残るイベントのひとつだからこそ、さまざまな思いや理想の出産があると思います。
基本的には逆子は自然に治るので不安に思うことはありません。ですが、全体の5%は逆子のまま帝王切開を受けます。不安を感じるなら逆子が治りやすくなるお灸をしてみたり、自分がどう不安を感じているのかを周りの人に話すと不安は和らぎます。不安を話すことで一緒に出産に臨めるようにもなります。不安を感じる方はぜひそうしてみてください。
Instagram(さかごらぼ)では毎週土曜に質問コーナーを開いています。質問があればお気軽に参加してください!