お灸

逆子のお灸で行うべき回数は1回で〇〇回

逆子のお灸で行うべき回数は〇〇回

みなさんこんにちは!日本逆子治療協会の玉井です。以前にこのような質問を頂きました。こんな疑問にお答えします。

 

お灸をするためにせんねん灸を買ってみましたが何回すれば良いかわかりません、、

 

逆子のお灸の回数

お灸の回数は多い方がいいです。なぜなら、刺激の量が増えるからです。

 

お灸の回数は多い方が良い理由

お灸は刺激療法とも言われます。温かい(温熱刺激)や熱い(温痛刺激)などの感覚をお灸で刺激することで、反射(効果)を出して効果をもたらします。その刺激が強ければ強いほど、お灸の効果は高くなります。

なので、逆子のお灸の回数は多い方が逆子は治りやすいです。

 

世界中の研究で行う逆子のお灸の回数

世界中で行われている逆子に対するお灸の効果をみる論文を読むと、回数が多い方が効きやすいことがわかります。研究でお灸が行われる回数は何十回も行われています。

研究を紹介する前に、先にお灸の回数の定義をお伝えします。それは『1回で行うべきお灸の回数』です。1日に何回?はお灸の頻度になります。それは別の記事で紹介しています。

 

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逆子のお灸でするべきお灸の頻度は週に◯回
逆子に対する効果が最も高くなるお灸の頻度は週に◯回

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棒灸は回数を行いやすい

研究で使われているお灸は棒灸というものです。せんねん灸と違い何回も刺激をすることができます。せんねん灸は一度火をつけたら5~7分そのままで熱いと感じたら外します。

棒灸は棒状に固められたもぐさに火をつけて、ツボに近づけて熱いと感じたら離す、ツボに近づけて熱いと感じたら離すを繰り返して回数を重ねます。

『ツボに近づけて熱いと感じたら離す』がワンセットで1回です。熱いと感じるまでにおおよそ10秒〜15秒くらいです。15分〜20分の間に何回も行うことができます。

研究では1回で多くの回数のお灸をしていることがわかります。それを1日に2〜3回行います。1日に行うお灸の回数は膨大な量です。

 

  • 1回10秒〜15秒
  • 1set15分〜20分
  • 3set/1日

 

研究で行われる1日に逆子のお灸を行う回数(熱いと感じる回数)は120回〜360回くらいです。逆子のお灸をする場合の回数は、それくらい行うといいと思います。研究で行われているお灸は妊婦さん自身で自宅で行っています。条件は一般の妊婦さんと同じです。

棒灸とせんねん灸の違いは下記の記事をご覧ください。

 

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逆子におすすめの市販お灸
自宅で使いやすい!逆子のお灸におすすめの市販お灸

逆子におすすめの市販お灸は棒灸です。なぜなら、棒灸は効果が高いからです。実際に逆子に対するお灸の効果を見る多くの研究では棒灸を使っています。その棒灸の中でも最も自宅で使いやすい逆子におすすめの市販お灸はirodoriという棒灸です。

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理想のお灸の回数

今お伝えした棒灸で1回15分〜20分でなるべくたくさんの回数を行うことが理想の回数です。刺激は多ければ多いほど効果が高いので、なるべくたくさんの回数を行う方が効果が高いです。

僕が推奨している回数を3つ提案しています

 

  1. 棒灸を1回15分〜20分
  2. 棒灸を1回5分
  3. せんねん灸を1回

 

研究で発表されている回数を行うのが今の科学では最も効果的かと思います。本来であれば刺激は体調に合わせて行うものです。僕が施術をする際はその人ひとりひとりの体調に合わせて回数を変えます。

どんなケアでも体調に合わせて行うものです。例えば、トレーニングだってその人に合わせて重さや回数を変えるし、化粧水だって自分の肌質に合わせて変えるはずです。お灸も同じで本来は自分の体調に合わせて行うべきですが、それは難しいです。

なので、時間があるならなるべく刺激を強くして見るのが1番いいと思います。

もし時間がないなら、少ない回数で続けてみたり、せんねん灸でやってみたりするのがいいと思います。次は少ない回数では効果が出ないのか?についてお伝えします。

 

お灸の回数は少ないとダメ?

研究で行われている回数はとても多いですが、それより少なくても効果はあります。熱いと感じるまで行うことができれば効果はあります。

お灸は多少なりとも温かいや熱いと感じる必要があります。それを感じなければ何回やってもほとんど効果はありません。(足が冷えすぎていて感じない場合は別ですが、熱が弱くて感じない場合は意味ないです。)

逆に言えば、多少なりとも温かいや熱いと感じることができれば、少ない回数でも効果はあります。ですが、回数は多い方が刺激量が多いので、回数が多ければ多いほど効果は高いです。

 

お灸の回数の注意点

お灸の回数が多い方がいい理由は、刺激量が多いからと説明しました。他のものでも刺激量をあげることができます。1回の時間を長くしたり、頻度を高頻度にしたり、熱さを強くすることです。

時間を伸ばす分には火傷しませんが、刺激量をあげようとして熱くすると火傷してしまいます。火傷してしまうのはOD(オーバードウゼ)といって、やり過ぎです。刺激量はなるべく多い方がいいんですが、火傷するほどやらないように気をつけてください。

ちゃんと『熱いと感じたら一回離す。』を意識すれば、回数が多くても火傷はしません。

やり方についてはYoutubeで説明しているのでご覧ください。

 

 

お灸は体調ではなく生活スタイルに合わせる

先ほど体調に合わせるものだけどそれは難しいとお伝えしました。なので、生活スタイルに合わせるのがいいともいます。なぜなら、続けることが大切だからです。

刺激をすることが重要なので、継続しての刺激が必要になります。継続するためには生活スタイルに合わせる必要があります。

 

  1. 棒灸を1回15分〜20分
  2. 棒灸を1回5分
  3. せんねん灸を1回

 

先ほど提案した3つは1番上が最も効果が高く、下にいくにつれて回数が減り効果が減ります。ですが、大事なのは続けることであり、『棒灸を1回15分〜20分』が効果が高いからと1回やって終わるよりも、『せんねん灸を1回』を毎日続ける方が効果は高くなります。

自分の生活スタイルに合った続けやすい回数で行うのがいいと思います。

お灸をどれくらいの頻度で行うべきか?については下記の記事をご覧ください。

 

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逆子のお灸でするべきお灸の頻度は週に◯回
逆子に対する効果が最も高くなるお灸の頻度は週に◯回

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さいごに

 

今回はお灸の回数について説明しました。それ以外にもお灸の効果、お灸の頻度、お灸の時間帯、お灸の注意事項、使いやすいお灸の種類なども説明しています。

お灸は東洋医学であることから非科学のイメージがいまだに強いですが、起こる反射(効果)は科学で説明できます。その科学をもとにお灸についてを説明しています。

「なんだかよくわからないけどお灸をすれば良いって聞くから、、」

とお灸をしている妊婦さんが多くいます。もちろん、それでもしっかりとできれば効果はあります。ですが、納得できないままだと継続しません。なぜなら、続ける理由がわからないから(動機がないから)です。

例えば、ダイエットだって続かない人が多いです。その理由は明確な動機がないから。なんとなく太ってきたから痩せようと思っても痩せません。なぜなら明確な動機がなく頑張る理由が弱いからです。もし、恋に落ち恋焦がれる相手ができた時に、痩せたいと思ったら痩せられます。

また、ダイエット方法に根拠がなきゃ続けたいと思わないはずです。「こんなことやっても痩せるの?」と疑心暗鬼のままは続けられません。

先ほどをお伝えしたように継続することが大切です。継続するためには動機がありその上で納得をしてお灸をする必要があります。だから僕は逆子の情報やお灸の情報をお伝えするようにしています。

他にもお灸の記事があるのでそちらもみてみてください!

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