みなさんこんにちは!日本逆子治療協会の玉井です。以前にこのような質問を頂きました。こんな疑問にお答えします。
逆子におすすめの市販お灸
最もおすすめのお灸は『棒灸』です。なぜなら、温度調整がしやすいからです。温度調節がしっかりとできないと火傷してしまいます。
順を追って説明します。
逆子のお灸をする意味
お灸は熱いことに意味があります。
熱いから反射(反応)が起きて、胎動が増えたりスペースが増えることで逆子は治りやすくなります。正確には温かいだけでも効果はありますが、熱い方が反射(反応)しやすいので効果が高いです。
火傷はやりすぎ
ですが、熱すぎると火傷してしまいます。火傷をしてしまったらやり過ぎです。
僕が鍼灸による逆子ケアをしていて来院する妊婦さんの中には、多くの人が自宅でお灸を行い火傷しています。そういった妊婦さんは自分でお灸をするときはどう調整したらいいかがわからず、熱いのを我慢してしまい火傷してしまいます。
棒灸は温度調節をしやすい
その調整をしやすいのが棒灸です。調節できれば最大限効果を出しつつ、火傷はしにくいです。
火傷する人が多いせんねん灸
一般的にお灸はせんねん灸と言われるものが知られています。シールで皮膚に貼り付けて、燃やしてお灸を行うものです。
お灸といえばせんねん灸とイメージする人が多いはずです。このせんねん灸は火をつけたら温度調節はできません。本来は熱く感じたら外すものなんですが、それがわからず熱くても我慢してしまい火傷する妊婦さんが多いです。
逆子におすすめの市販お灸は棒灸
せんねん灸は温度調節ができないのに比べて、棒灸は最大限効果を出しつつ火傷をしないように温度調節がしやすいです。だから、最もおすすめのお灸は棒灸です。
次はお灸を使っている逆子の研究を紹介します。
逆子の研究で使われている
市販のお灸
逆子にはお灸が効くということは有名ですが、それは研究で証明されているからです。その研究で使われているのも棒灸です。
僕は普段発信している逆子の情報は、基本的には論文をベースにしています。逆子に対するお灸の効果を見る研究はたくさんあります。今までに何ヵ国もの論文を読んできました。それらの研究で使われるお灸のほとんどは棒灸です。
研究で使われていることからも棒灸がいいことがわかります。そして、その研究では妊婦さんが自宅でお灸をしています。お灸は効果が高いだけでなく自宅で簡単にできます。
やり方はこちら→ お灸のやり方Youtube動画
ここまで棒灸がいいことをお伝えしましたが、デメリットもあります。次はせんねん灸と比較しながら、それぞれのメリットデメリットをお伝えします。
おすすめの市販お灸の
デメリット
棒灸のデメリットは1人ではやりにくいことです。せんねん灸は貼り付けて燃やすお灸ですが、棒灸は手で持ってお灸をします。なので、お灸をする間持ち続ける必要があります。
お灸をする場所は足です。
足に棒灸を近づけたままの姿勢を維持するのは大変だと感じる人が多いはず。なので、1人ではやりにくくご主人やご家族のサポートがある方がやりやすいです。もちろん1人でもできますが、やりにくいという人が多いためデメリットとしています。
実際に逆子ケアに来院した妊婦さんには自宅でのお灸を必ずすすめますが、やりにくく自宅で自分で行うのは難しかったという人も多くいます。そういった場合は家族に手伝ってもらうか、他のセルフケアをおすすめします。
これに比べてせんねん灸は1人でやりやすいです。1人で行う方、棒灸を自分では行えない方はせんねん灸でもいいと思います。最後にそれぞれおすすめの商品をお伝えします。
1番おすすめの市販お灸
棒灸はたくさんありますが、その中でも最もおすすめなのはirodoriと言う棒灸です。
棒灸はいくつかAmazonや楽天市場で買える商品があるんですが、その中でダントツいいのはirodoriです。僕も普段の治療で使用しています。
Irodoriをすすめる理由は煙がほとんど出ないからです。
一般的な棒灸は煙の量がものすごく出ます。その理由は直接行うせんねん灸とは違い皮膚に直接行わないので温度を高くする必要があるからです。そのために不純物を含むもぐさを使用するため、煙の量が出やすくなりニオイも染み付きやすくなります。
鍼灸院ではまだしも、自宅で行ったら火災報知器が鳴るんじゃないかと心配になるくらい煙が出ます。少なくても、部屋に匂いは残ります。焼肉の後に服が臭いのと同じで、もぐさに含まれる油が部屋に染み付いてしまうからです。
こう言った理由で一般的な棒灸は自宅では使いにくいんですが、irodoriは炭化させているので煙がほとんど出ません。また、もぐさ独特の匂いもほとんどしないため、お灸の香りが苦手な方でも使いやすいです。
2番におすすめの市販お灸
もしせんねん灸を買うなら、1番おすすめなのはせんねん灸の奇跡というお灸です。
せんねん灸は棒灸ほど煙は出ませんが、基本的にはお灸なので多少の煙は出ます。ですが、せんねん灸の奇跡も炭化させてあるため煙がほとんど出ません。また、熱さも程よくあるので熱を感じないということはないはずです。
せんねん灸は棒灸以上にたくさん商品が出ていますが、おすすめはダントツでせんねん灸の奇跡です。
お灸は基本的には毎日何回も行うものなので、使い勝手が良くコストの低いものがいいと思います。そう言ったものも加味して、棒灸ならirodori、せんねん灸ならせんねん灸の奇跡がおすすめです。
まずは身近なもので試したいなら
もし「お灸を買うのはなぁ」と思う方がいたら線香でも代用できます。熱ければ効くので棒灸と同じ要領で行って熱さを感じればある程度効果はあります。
違いは温められる範囲です。
線香は細いので狭い範囲しか温められません。範囲は広い方が刺激が強く反射は出やすいです。線香なら近くのコンビニでお焼香用の線香を買えば安く試すことができます。
僕も鍼灸師でこんなこと言うので「鍼灸師の前で言ったら怒られてしまうかな」と思いますが、科学的には熱量が同じであれば効果は同じはずなので、試してみたいという方は火傷に気をつけて試してみてください。
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