お灸

逆子に対する効果が最も高くなるお灸の頻度は週に◯回

逆子のお灸でするべきお灸の頻度は週に◯回

みなさんこんにちは!日本逆子治療協会の玉井です。以前にこのような質問を頂きました。こんな疑問にお答えします。

 

逆子のお灸はどれくらいの頻度で行うべきですか?買いましたが熱さや回数もわかりません。

 

逆子のお灸の頻度

逆子のお灸の頻度の理想は毎日です。なぜなら、お灸の頻度は高い方が逆子は治りやすいからです。

 

お灸は刺激療法に分類されます。他にもマッサージも鍼も刺激療法です。刺激を与えることで体に反射を引き起こすことで効果があります。

マッサージの場合は押圧刺激(押すという刺激)で触覚や圧覚を刺激します。鍼の場合は鍼を刺して組織を傷つけることで反射を引き起こすので、傷つける刺激(侵害刺激)で刺激します。

お灸の場合は熱刺激で組織を傷つけることで反射を引き起こすので、傷つける刺激(侵害刺激)で刺激します。皮膚に熱刺激を与えて炎症を起こし、その炎症を回復させる過程に起こる反射(効果)で体に変化をもたらします。

このように体に刺激を与えることが刺激療法では大切になります。その刺激は強ければ強いほど反射が起きやすくなります。その刺激を強くする方法のひとつが刺激の頻度です。頻度は低いより高い方が刺激が強くなります。

例えば、体を柔らかくするためにストレッチをするとします。そのストレッチは週に1回よりも毎日やったほうが効果が高いです。そのストレッチも伸長刺激なので、刺激療法のひとつとも言えます。

刺激をするのが目的の場合は、たくさんやる方が効果が高いです。なので、逆子のお灸は頻度が高い方が効果が出やすいです。

 

研究で行われる逆子お灸の頻度

逆子に対するお灸の効果を見る研究は世界中で発表があります。その研究では1日に1~3回を毎日行っています。研究によりますが約90%以上の高確率で治ったという研究があり、多くの研究では高確率で回転しています。

研究から頻度が高い方が効くことがわかります。

 

逆子のお灸は研究者が行っている?

鍼灸院に毎日通えないよ!という妊婦さんもいます。ですが、通う必要はありません。なぜなら、研究のほとんどが妊婦さん自身でお灸をしているからです。高い料金を払って毎日鍼灸院に通わなくても十分に効果があります。家で時間のある時にお灸をすれば逆子は治りやすくなります。

そして、週に2回鍼灸院に通うよりも自宅でやる方がよっぽど頻度は高くなります。

 

頻度はどれくらいが最適?

僕が推奨している頻度は3つの候補があります。

 

  1. 朝と夜の2回を毎日行う
  2. 夜だけを毎日行う
  3. できる日だけ夜だけ行う

 

朝と夜の2回を毎日行う

先ほどもお伝えしたように頻度は高い方がいいです。やればやるほどいいです。なので研究と同じように毎日行うと効果が高いし、1日に2回できればもっと効果は高いです。最も効果が高いのは『朝と夜の2回を毎日行う』ことです。

 

夜だけを毎日行う

ですが、やれない人も多いです。なぜなら、逆子が何週経っても治らないという逆子妊婦さんの多くの人は仕事をしているからです。仕事をしている時はなかなか時間がないと思います。そんな時は1日に1回だけ夜寝る前に行うのがいいと思います。

1日1回なら朝でもいいんじゃないの?と思う人もいると思います。夜なのには理由があります。その理由は下記の記事を読んでみてください。

 

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できる日だけ行う

毎日行うのが難しいという人もいます。その場合はできる日の夜だけ行うだけでも十分に効果はあります。なぜなら、お灸は組織を傷つけるからです。

例えばマッサージは押圧刺激なので、押している時だけの刺激になります。ですが、お灸は組織を傷つけてそれを回復させる過程で反射を起こすのが目的です。傷はすぐには治らず1日か2日かかります。なので、やった後も効果は出るので毎日でなくても効果は十分に出ます。

他にも自分の生活に合わせて行うことができれば効果は出ます。大事なことは続けること(刺激し続けること)です。なので、自分の生活に合わせて続けやすい頻度が最もいいと思います。行いやすいように3つの候補をお伝えするようにしています。

 

お灸の頻度が高すぎると逆効果?

お灸の頻度が高すぎて逆効果になるということはありません。ですが、火傷したらやりすぎです。基本的には火傷をしないように行う必要があります。火傷をしてしまうとOD(オーバードウゼ)といい、効きすぎて出したい効果以外の変化(副作用)が出てしまうこともあります。

薬を飲むのも体に作用(効果)を出すためであり、その人の体重や体調に合わせて量を測ります。あまりにも量が多いと作用(効果)が出過ぎて副作用が出てしまいます。お灸も同じです。少し熱いくらいがちょうどいいんですが、熱すぎると火傷してしまいます。

火傷をしても逆子には効果がありますが、そこまでしなくても効果はあるので火傷しないように気をつけてください。熱くやりすぎなければ、頻度が高すぎて火傷することはありません。なので、火傷をしないように気をつけて行うようにしてください。

 

おすすめのお灸

頻度は高い方が効くので、頻度が高くてもやりやすいお灸がいいです。頻度を高くして行う場合におすすめのお灸はirodoriの棒灸です。棒灸はせんねん灸に比べて1回行うのに時間がかからないため、高頻度で行うことができます。棒灸には他にもメリットデメリットがあります。

せんねん灸と比較しながら記事を書いているので、お灸を始める際はぜひ読んでみてください。

 

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逆子におすすめの市販お灸
自宅で使いやすい!逆子のお灸におすすめの市販お灸

逆子におすすめの市販お灸は棒灸です。なぜなら、棒灸は効果が高いからです。実際に逆子に対するお灸の効果を見る多くの研究では棒灸を使っています。その棒灸の中でも最も自宅で使いやすい逆子におすすめの市販お灸はirodoriという棒灸です。

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さいごに

お灸をすることで火傷してしまう妊婦さんが大勢います。火傷をしているのでものすごく熱いです。普通なら熱いなら途中で中止するはずです。また、妊娠中である母体が火傷をしていいとは到底考えられないはずです。ですが、逆子の妊婦さんがお灸をして火傷をすることはとても多いです。

なぜ火傷をしてしまうのでしょうか?

1番の理由は『妊婦さんが火傷をしても続けてしまうくらい逆子に悩んでいるから』です。逆子に悩むから熱くても我慢してしまいます。我慢ができてしまいます。それくらい逆子妊婦さんは逆子に悩んでいます。ですが、我慢しても効果が高くなるわけではないので中止して行ってください。

もうひとつ理由があります。それがお灸の指導です。逆子を回転させるにはお灸が最も効果的と研究で結論づけられているくらいお灸は効果があります。ですが、お灸の指導をする人はほとんどいません。また指導をした時もしっかりと指導ができません。

お灸の効果、お灸の回数、お灸の頻度、お灸の時間帯、お灸の注意事項、使いやすいお灸の種類など。全く説明をせず「お灸がいい」としか言わないことがほとんどです。説明がないことにも不安を感じるし、お灸をする意味に納得できないまま続けることでやはり不安を感じます。

わからないことは人にとってとても不安を与えます。そんな妊婦さんの不安を解消できるように、逆子の情報を発信しています。

逆子は回転しなくても帝王切開で出産をすることができます。ですが、だからいって説明をしない理由にはならないし、どちらにしても不安のない妊娠生活を送ることが妊娠中も産後も心の安定につながります。

他にも気になることがあればぜひ他の記事、InstagramYoutubeなどを見てみてください!

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