みなさんこんにちは!日本逆子治療協会の玉井です。以前にこのような質問を頂きました。こんな疑問にお答えします。
逆子は頭の重みで治るのか?
頭の重みでは治りません。
なぜなら、頭の重みで胎児は動いていないからです。
胎児の頭が上になる理由
どうやって頭が下になる(頭位になる)かを考えられることは多く議論されますが、そもそもどうして頭が上になるのかを議論されることは少ないです。これを議論することがとても大切かと思います。今回のテーマのように、もしも「頭の重みで下を向くほど頭が重い」なら頭が上になるのは難しいかなと思います。
ではどうやって回転しているのでしょうか?
逆子が回転する方法
回転するスペースがお腹にあり胎動の勢いで回転しています。それで逆子になっているはずで逆子が治るのも胎動ということになります。だから、頭の重みでは治らないと考えています。
次は頭の重みで頭が下がるのか?回転して上になっても頭の重みで下にならないのかを考察します。
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【日本逆子治療協会】逆子だから胎動が少ないのではなく〇〇が原因
逆子に治すべき理由はありません。なぜなら、治さなくても安全に産めるからです。僕が逆子の情報を発信する理由は逆子を治してほしいからではありません。逆子の情報を知ってほしいからです。
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頭の重みでは下を向かない?
頭の重みでは下を向きません。
なぜなら、胎児は羊水に浮かんでいるからです。
大人がプールに浮かんだら?
例えば、僕がプールに飛び込んだら最初に沈むのは脚です。これは肺呼吸によって胸に空気が溜まっていて浮力があるからです。脚が沈むというよりも胸が沈まないという表現が正しいかなと思います。胎児は羊水に浮かんでいるので 胎児には浮力があります。
本当に浮力があるのか研究を調べてみましたが見つかりませんでした。これは僕のリサーチが悪かったのか、研究がないのかはわかりません。ですが、胎児は浮いている表現をしている文献が多く、記事などで産科の先生も浮いているという表現を使っています。
胎児は足に1番の浮力がある?
もし頭から沈むのであれば頭ではなく足に浮力があることになります。浮力のある気体のひとつが酸素です。酸素が脳よりも脚にあるとは考えにくいかなと思います。もちろん、頭に酸素のような気体が多く浮力が強いかはわかりません。ですが、脳よりも脚にあるとは考えにくいかなと思います。
胎児は肺呼吸ではないので胸に空気が多いわけではありません。頭に浮力がなくても、全体的に同じくらいなのかなと考えています。それでも脚だけに浮力があるとは考えにくいかなと思います。
だから、頭の重みでは下を向かないということです。
さいごに
最初にお伝えしたように、これらにエビデンスはなく僕の考察です。なるべく物理を勉強しながら、発表されている他の研究も併せて考察していますが、「頭の重みで回転しない」ということは研究で発表されていません。もちろん、「頭の重みで回転する」という研究もありません。
では、エビデンスがないものはアテにならないのでしょうか?
僕は科学が全てと考えていません。
なぜなら、科学は完璧ではないからです。
原因を突き止める研究でないことが多く、突き止めても更新されることもあります。数学のような不変のものは基本的にありませんが、医療や人に関するものに関しては結構あります。なので、研究はあくまで現時点でのものです。
研究はとても大切で重要ですが、それが全てではありません。大事なのは今ある研究から考察をすることかなと思います。なので、今回は「頭の重みで回転すると言われているけど本当にそうなのだろうか?」という疑問から考えてみました。
妊婦さんが納得のできる情報で逆子への不安は解消しやすくなると思い逆子について発信しています。
少しでも逆子に対する 不安を解消できたら嬉しいです。