逆子

【日本逆子治療協会】逆子の治りやすさがわかるセルフチェックリスト

逆子の治りやすさがわかるセルフチェックリスト

みなさんこんにちは!日本逆子治療協会の玉井です。以前にこのような質問を頂きました。こんな疑問にお答えします。

 

逆子はセルフチェックできますか?

 

逆子が治りやすいかチェックする方法は簡単です。以下の項目に当てはまるかどうかを確認すればいいだけです。

 

項目は大きく3つ

  1. 器質的な要因(子宮の中の要因)
  2. 母体の要因
  3. 胎児の要因

 

これらがどれだけ当てはまるかを確認すると治りやすさがわかります。

研究で発表されている要因と僕が逆子のケアをしてとった逆子の妊婦さんの統計をもとに作成しています。

 

逆子セルフチェックを確認する前に

逆子セルフチェックリストを確認する前に

 

統計では逆子のほとんどは自然に治ります。もし下記の項目のすべてにチェックがついても、95%以上が自然に治ります。

このチェックリストは、逆子治療に来院した逆子が治らないと来院した妊婦さんに共通していた項目です。ですが、ほとんどの逆子は自然に治るので不安に思うことはありません。

僕がチェックリストを作成した理由は安心してもらいたいからです。

これに当てはまる人は治りにくいですよ!と不安を煽りたいわけではありません。当てはまっても基本的には自然に治るものだし、当てはまるものがあるなら改善できるものは改善することで治りやすくもなります。

不安に思うことがあれば、その不安を解消できるような記事を作成しているので他の記事も読んでみてください。

それを念頭に置いてここから先を読んでもえたら幸いです。

 

逆子のチッェクリスト【器質的な要因】

逆子のセルフチェック
【器質的な要因】

  • 初産婦
  • 子宮筋腫がある
  • 子宮奇形がある
  • 羊水が少ない
  • 臍帯が短い

 

逆子のチッェクリスト【母体の要因】

逆子のセルフチェック
【母体の要因】

  • 高齢出産
  • 妊娠糖尿病
  • 妊娠中の喫煙
  • 妊娠中に体のケアをしてない
  • 不妊治療をして妊娠した

 

生活

  • 仕事をしている
  • 運動を毎日している(ハードに)
  • 出産前だからとお出かけたくさんしてる
  • 引越しの準備をしている
  • 注文住宅のカウンセリングを受けている

 

症状

  • 首肩がこる
  • 腰痛がある
  • 背中が痛い
  • 寝つきが悪い
  • 睡眠が浅い
  • 寝ても疲れが取れない
  • 寝起きがスッキリしない
  • 夢を見やすい
  • 仰向けができない
  • 胸焼けがする
  • 吐き気がする
  • 嘔吐する

 

逆子のチッェクリスト【胎児の要因】

逆子のセルフチェック
【胎児の要因】

  • 女の子
  • 奇形児
  • 先天異常
  • 1日中胎動を感じない
  • 就寝前に胎動を感じない
  • 食事した時に胎動を感じない
  • 胎動が弱い
    (*まだ胎児が小さい時は別です。)

 

 

逆子セルフチェックリストで
治りやすさがわかる理由

逆子チェックリストで治りやすさがわかる理由

逆子のチッェクリスト
【器質的な要因】でわかること

逆子が治らない原因は胎動が少ないこととお腹のスペースが狭いことです。

器質的な要因は胎児が動くスペースが少なくなるものです。初産婦さんは経産婦さんに比べて子宮の軟性が少ないです。子宮筋腫は筋腫によってスペースが、子宮奇形は元々の形によってスペースが減ります。羊水が少なければ動きにくいし、臍帯が短いと治りにくくなります。

 

逆子のチッェクリスト
【母体の要因】でわかること

胎動とスペースが減る原因を簡単に言えば母体の疲労です。母体の疲労を改善することで胎動は出やすくなり、スペースも広がりやすくなります。

これについては別の記事で説明しているのでそちらをご覧ください。

 

詳しくはこちら

自律神経が乱れると逆子が治りにくくなる理由は〇〇が減るから
【日本逆子治療協会】自律神経が乱れると逆子が治りにくくなる理由は〇〇が減るから

自律神経が乱れると逆子が治りにくくなる理由は、胎動が減りやすくなるからです。胎児は胎動があるから回転できます。胎動が減って終えば回転しにくくなり逆子は治りにくくなってしまいます。

続きを見る

 

仕事の疲労

その疲労の多くは仕事です。僕の統計では逆子が治らないと鍼灸を受けに来院したほとんどの妊婦さんは仕事をしていました。

 

育児の疲労

多くは仕事ですが、次に多いのが育児です。経産婦さんは逆子が治りやすいです。ですが、それでも疲労が強いと治りにくくなります。また、子供と寝ていると睡眠が浅くなり疲労が回復しにくくなります。

 

ワシントン大学の研究

Rayl J, Gibson PJ, Hickok DE. A population-based case-control study of risk factors for breech presentation. Am J Obstet Gynecol. 1996 Jan;174(1 Pt 1):28-32. doi: 10.1016/s0002-9378(96)70368-x. PMID: 8572022.

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S000293789670368X

 

過度な運動による疲労

運動をして疲労をしている妊婦さんも多いです。1番すごい人は毎日2時間ウォーキングをしていました。それだけ歩けば疲労してしまいます。

 

引越しによるストレス

逆子治療をしていて疲労原因で多いのが引越しの準備や注文住宅です。引越しの準備は体が疲れるし、注文住宅はストレスが多いです。肉体的にも精神的にも疲れます。

 

母体の要因のまとめ

このように疲労をしていれば症状として現れます。なので、疲労をしているかは症状を見るとわかります。つまり、症状が出ているということは疲労をしているということであり、そうであれば逆子は治りにくい傾向があるということになります。妊婦さんの疲労症状を見ても逆子の治りやすさがわかります。

こんなことから、逆子チッェクリスト【母体の要因】にチェックがつくと逆子は治りにくくなります。

 

逆子のチッェクリスト
【胎児の要因】でわかること

逆子が治らない原因のひとつは胎動が少ないからだとお伝えしました。

逆子治療の際に、逆子の妊婦さんに「胎動はありますか?」と尋ねると必ず「ある。」と答えます。ですが、多くの場合は“一応あるだけ”でほとんどありません。夜寝る前と食事した時しかでないという妊婦さんは多いです。

 

自律神経が乱れていると胎動が出ない

ですが、胎動が出ている妊婦さんは1日中胎動を感じているし、夜に胎動で目が覚めます。基本的には夜寝る前と食事した時は胎動が増えます。それなのに、胎動が増えない場合はかなり自律神経が乱れています。

夜寝る前と食事した時に胎動が増える理由は下記の記事をみてみてください。

 

詳しくはこちら

自律神経が乱れると逆子が治りにくくなる理由は〇〇が減るから
【日本逆子治療協会】自律神経が乱れると逆子が治りにくくなる理由は〇〇が減るから

自律神経が乱れると逆子が治りにくくなる理由は、胎動が減りやすくなるからです。胎児は胎動があるから回転できます。胎動が減って終えば回転しにくくなり逆子は治りにくくなってしまいます。

続きを見る

 

研究で発表されている胎児の要因

また、研究で発表されている要因に下記のものがあります。

 

  • 女の子
  • 奇形児
  • 先天異常

 

これらについては理由は解明されていませんが、胎動に関する論文を読んでみてと胎動が減ることがわかりました。胎動が減るために逆子が治りにくいのかなと考えています。

こんなことから、逆子チッェクリスト【胎児の要因】にチェックがつくと逆子は治りにくくなります。

 

さいごに

 

もう一度言いますが、逆子はほぼ全てが自然に治ります。なので、チッェクが多くても不安に思うことはありません。

僕がこうして記事を書くのは、逆子に悩む多くの妊婦さんに安心してもらいたいからです。僕がこのチェックリストを記事にしたのも悩みのストレスを減らすためです。

僕は妊婦さんの心理を勉強したのでよくわかります。逆子の診断を受けると、逆子がなんなのかわからない。私は逆子が治るの?とわからないからストレスを感じます。

まずはチェックリストで治りやすいのか治りにくいのかを知ってもらえれば、ストレスは軽減します。もし、チェックリストにチェックが多いなら早めにケアをすることができます。逆子のケアは早ければ早いほどいいです。

逆子のケアに関してはこちらをみてみてください。▶︎

-逆子
-,