【日本逆子治療協会】妊娠8ヶ月の逆子が治る確率は高確率で〇〇%

みなさんこんにちは！日本逆子治療協会の玉井です。以前にこのような質問を頂きました。こんな疑問にお答えします。

妊娠8ヶ月の逆子が治る確率は〇〇%

妊娠8ヶ月(28~31週)の逆子が治る確率は約94%です。これは研究で証明されています。

逆子の治る確率を調べた研究

これは週数ごとの治る確率です。

骨盤位から頭位への自然回転率は妊娠28週で82.2%、妊娠30週で72.8%、32週で58.6%、妊娠34週で37.3%、妊娠36週で10.2%であり、分娩に近づくにつれ下降していた。

- 東原亜希子, 堀内成子, and 山中美智子. "妊娠 28 週以降の骨盤位の頻度と自然回転率." 母性衛生 58.2 (2017): 371-379.

これを計算してみると約94%になります。

妊娠8ヶ月の逆子が治る確率の算出方法

簡単に例えて計算してみます。

100人の人が28週に逆子の診断を受けたとします。その場合は(先程の統計に照らすと)約82人の逆子が治ります。30週では28週で治らなかった18人(100-82)のうち72%が治ります。18人の72%は12人です。

28週で82人が治り、30週で12人が治る計算です。

なので、約94%ということです。(なるべく簡単にお伝えするため数字には誤差があります。)

30週で診断を受けた場合も、この計算を繰り返すと大体同じくらいの治る確率になるはずです。また、診断を受けたうちの90%以上は自然に治ることからも妊娠８ヶ月の逆子は自然に治る確率が高いことがわかります。

診断を受けた90%以上は自然に治る

逆子の診断を受けるのは全体の約50%と言われています。そのうちの約90%が自然に回転すると言われています。なので、逆子の診断を受けたうちの10%、妊婦さん全体の5%が逆子のまま出産を迎えることになります。

このように逆子の多くは自然に治るので妊娠8ヶ月(28~31週)に診断を受けても不安に思うことはありません。

妊娠8ヶ月で逆子が治るか不安を感じる場合

不安に思うことはないんですが、それでも不安を感じるのが逆子の妊婦さんです。その不安を解消するために最もいい方法は逆子について知ることです。

この記事を見ている方も「どうしたら治るのか？よりも逆子はどんなものなのか」を知りたいからこの記事を読んでいるはずです。治したい場合は治す方法を調べているはずです。

逆子の妊婦さんは逆子についての説明を産科で受けられないために、とても不安を感じて自分で調べます。診断を受けた日からずっとネットサーフィン地獄になります。その不安はわからないから感じているものなので、その不安を解消するためには知るしかありません。

僕はそんな逆子の妊婦さんが抱く逆子に対する不安を解消できたらと発信しています。まずは知ることが最も大切です。知ることができれば不安は軽減します。

そして、治そうとする必要はありません。なぜなら、この記事でお話ししたように自然に治るからです。また、逆子のままでも帝王切開で母子ともに安全に出産をすることができます。

それでも、お腹にメスを入れるという帝王切開に不安を感じ逆子を治したいという妊婦さんがほとんどのはずです。逆子が治りやすくなる方法を行うことができれば、何かをできているという実感が逆子への不安を軽減させます。

最後に治りやすくする方法をお伝えします。

逆子に不安を感じて辛い思いをする妊婦さんが大勢います。その不安について書いた記事があるので、気になる方は読んでみてください。

妊娠８ヶ月の逆子を治りやすくする方法

逆子を治りやすくする方法は、お灸をすることです。研究では逆子を治す最もいい方法はお灸と結論づけている研究があります。お灸は逆子が治るだけでなく、安価で安全にできるからと薦められています。なので、逆子を治したいと思うならまずはお灸がいいと思います。

ケアは体調に合わせるもの

本来、ケアとはその人の体調に合わせて行うものです。例えば、薬も体重やその人の状態や症状に合わせて処方されます。なので、お灸だけでなく状態に合わせたケアができると1番いいです。

僕が運営している日本逆子治療協会で資格を取得いただいた先生や「逆子ケアを受けられるサロン」を掲載しているポータルサイトがあります。自分に合わせたケアも受けたいと思う方はそちらから近くのサロンを探してみてください。

サロンを探す

さいごに

逆子を治したいと思うなら最もいい方法はお灸です。お灸をすることで逆子が治りやすくなることはさまざまな研究で証明されています。おすすめのお灸があるのでぜひやってみてください。