【日本逆子治療協会】逆子体操はやりすぎると〇〇になる

みなさんこんにちは！日本逆子治療協会の玉井です。以前にこのような質問を頂きました。こんな疑問にお答えします。

逆子体操はやりすぎると逆効果

逆子体操はやりすぎると逆効果になります。その理由は、逆子体操をやりすぎることで母体が疲労し不調を起こしてしまうからです。

逆子体操で出る4つの不調

逆子体操をやりすぎてしまった時に出やすい不調は以下の4つです。

逆子体操をした96%が出る

どれくらいの人に不調が出るかというと、約96%です。逆子ケアを受けに来院した逆子の妊婦さんのデータを集計した統計グラフになっています。逆子が自然に治らない妊婦さんのうち96%で、逆子の妊婦さんの96%ではありません。それだけ多くの人が逆子体操を辛いと感じています。

逆子体操で不調が出る理由

この不調が出てしまう理由は、逆子体操でダメージを受けているから（疲労をしているから）です。

逆子が回転するためには、回転するための胎動と回転するためのスペースが必要になります。ですが、胎動とスペースは母体が疲労をすると減ってしまいます。胎動とスペースが減ってしまえば、逆子が回転しにくくなります。だから逆子体操を不調が出るほどやりすぎてしまうと、逆効果になるということです。

やりすぎなければ逆子体操をしてもいいの？

やりすぎなければ行うことは問題はありません。これは逆子体操に限らず、どんなことでもやりすぎは良くありません。マタニティ整体、マタニティヨガ、葉酸などのサプリ、どんなものも適度に行えばいいですがやりすぎは体に毒です。

運動のやりすぎは良くない

最も想像しやすいのは運動かなと思います。妊娠中も適度な運動を推奨されていますが、やった方がいいからと毎日10km歩くのがいいか？というとそうではないことは簡単に想像できると思います。毎日10kmも歩いたら、全身筋肉痛になり母体にも胎児にも負担が強くかかります。

こんなことから、逆子体操もやりすぎなければ行うことは問題ありません。

逆子体操はやるべき？

ですが、逆子体操にはやるべきと言えるほどの科学的根拠はありません。僕が調べる限りではやらない方がいい理由の方が研究の発表が多くあります。

逆子体操については色々な考え方があります。推奨する産科の先生もいますが、現代では多くの産科の先生は推奨していません。なので、逆子体操を積極的に指導する産院は全国でもかなり減っています。推奨しない理由の多くは、科学的根拠がないからです。

逆子体操はおすすめしない

僕もおすすめしていません。僕は科学的根拠も大事にしていますが、実際に効果があれば科学的根拠がなくてもいいと考えています。僕は逆子の論文を書くうえで、研究の業界についても色々と知る機会がありました。研究は絶対のものではありません。特に生物（中でも特にヒト）の研究は、正確であるものはほぼありません。

また、妊婦さんが気にしているのは科学的根拠があるかどうかではなく、今の自分の悩みを解決できるかどうかです。もし、逆子体操に科学的根拠がなくても、実際に妊婦さんをみていて効果を感じているならおすすめしますが、実際に効果を感じることがありません。

なので、僕は逆子体操をおすすめしていません。

逆子体操以外の方法

逆子のセルフケアをするなら、お灸が最も効果的だと研究で報告があります。もし何かするならお灸がおすすめです。お灸の方法については下記の記事をご覧ください！