逆子の胎動には特徴がある

【逆子専門家監修】逆子の胎動には特徴がある!?

たまいたかあき

鍼灸による逆子治療を9年間 l 独自の研究で逆子治療を確立 l 鍼灸師/柔道整復師 l 逆子の正確な情報を伝えるために逆子の科学と統計を発信 l 逆子治療は千葉県で行っています。

みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。

今回は逆子の胎動の特徴をテーマにお話ししていきます。僕は今までに鍼灸による逆子治療を9年間行ってきました。逆子治療を行う中で逆子の妊婦さんひとりひとりに、胎動をどこに感じているのかを聞いてきました。
多くの逆子の妊婦さんが同じような場所に胎動を感じていました。多くの逆子の妊婦さんが同じ場所に感じているのだとしたら、その場所が逆子の胎動の特徴になると思います。今回はその場所がどこなんのか。それ以外の逆子の胎動の特徴もお伝えします。

 

今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。

 

逆子の胎動の特徴

逆子の1番の特徴は膀胱を蹴られること

逆子の胎動と言えば膀胱といっても過言ではないくらい、多くの逆子の妊婦さんが膀胱に胎動を感じています。こう言えるのは、僕が逆子治療をしていてほとんどの逆子の妊婦さんが「膀胱を蹴られるような感じがする」と言っているからです。
逆子治療をしていると、ある時から膀胱を蹴られる感じがなくなります。その後に産科のエコー検査で多くの場合は逆子が治っています。

逆子の時は膀胱。治ったら膀胱は蹴られない。

逆子の時は膀胱を蹴られる感じがして、逆子が治ったら膀胱を蹴られる感じがなくなります。そして、逆子の妊婦さんのほとんどは逆子の胎動をそのように感じています。

なら、膀胱を蹴られるのが逆子の胎動の特徴と言えると思います。この「膀胱を蹴られる」というのが1番の逆子の胎動の特徴です。これは有名なことですが、実はもう一つ大きな特徴があります。次はそれをお伝えします。

▶︎逆子の胎動

逆子が治りにくい胎動の特徴

逆子が治りにくい胎動の特徴は胎動が弱いこと

逆子が後期になっても治らない妊婦さんの多くは、胎動をあまり感じることができていません。逆子治療に来院する妊婦さんは32週〜34週が多いです。その週数まで逆子が治らない妊婦さんに「胎動はありますか?」と聞くと大抵は「ある」と答えます。その後に「一日中胎動を感じられますか?」と聞くとそれはないと答えます。

胎動が出ていると1日感じる

胎動がしっかり出ている妊婦さんは一日中感じています。僕が逆子治療をしていて、「一日中胎動を感じる」か「夜寝ていて胎動がすごすぎて目が覚める」と感じるくらいだと胎動がしっかり出ています。逆子の妊婦さんは初産のことが多く、胎動の量を比べることができません。胎動が出やすい食事した時と夜寝る前に少し感じるだけで胎動があると妊婦さんは思います。ですが、実際には食事した時と夜寝る前に少し感じるくらいでは胎動は全然出ていません。

逆子は胎動が弱いのが特徴のひとつ

冷えではなく【〇〇】が逆子が治らない原因。研究論文と独自の統計があります。でも話していますが、逆子が治らない原因の多くは胎動が弱いからです。逆子は胎動で治るのに、弱いと回りにくく逆子が治りにくくなります。逆子はほぼ全てが自然に治ります。

逆子が治りにくい場合は胎動が弱い

逆子が治らないのは全体の5%です。僕が逆子治療をしていて、逆子が治らない妊婦さんや38週などのギリギリに逆子が治っても逆子が治りにくかった妊婦さんは胎動が弱かったです。今回のテーマは逆子の胎動の特徴ですが、これは逆子が治りにくい胎動の特徴になります。

つまり、逆子の妊婦さんはほとんどは膀胱に胎動を感じていて、逆子が治りにくい妊婦さんは胎動をあまり感じていないということです。

逆子の胎動の特徴で1番重要なこと

逆子の胎動の特徴はすべての人共通ではない

ここで重要なことがあります。今まで僕が逆子の妊婦さんに聞いてきて、この2つの特徴はほとんどの妊婦さんが感じていました。多くの逆子の妊婦さんは膀胱を蹴られることに共感できるはずだし、多くのずっと逆子が治らない妊婦さんは胎動が弱いことに共感できるはずです。
それは事実ですが、それ以外にも違う場所に胎動を感じている場合もあります。

逆子の妊婦さんが感じる胎動

おへその上、あばら、横腹、股関節、お尻の穴、恥骨などです。多くの妊婦さんは胎動をおへそより下に感じています。逆子だと足が下になるのでおへそより下に感じるのがほとんどです。ですが、おへその上に感じる人もいます。

膀胱に感じていても逆子じゃないことも

その逆もあり、膀胱に胎動を感じているけど逆子じゃないという妊婦さんもいます。また、逆子がずっと治らない場合は胎動をあまり感じていない場合もありますが、一日中感じている人もいます。その場合は胎動が弱くて治らないのではなく、器質的な要因が影響して治らないことが考えられます。

逆子の胎動の特徴は2つ

この2つの特徴は科学的にみても統計的にみても逆子の胎動の特徴と言えます。ですが、これがあるから逆子というわけではありません。また、この2つの特徴があっても逆子じゃない場合もあるし、もし逆子でも基本的に逆子はほぼ全てが自然に治ります。この動画に辿り着いた妊婦さんは、2週間後や4週間後のエコー検査まで逆子かどうかがわからなくて不安で仕方ないという妊婦さんだと思います。

逆子の胎動の特徴だけでは逆子かどうかわからない

この特徴で完全に逆子か把握することはできません。あくまで次のエコー検査までの不安を解消するため基準として胎動をみてみてください。逆子がいつ治るのかの記事もあります。気になる方はそれもみてみてください。

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