こういった疑問に答えます。
目次
- 今回の妊婦さんの紹介
- 今回の逆子が治った要因【3つ】
- 実は、治りにくい要因もありました。
逆子・逆子治療についての研究は世界中行われていますが、科学的根拠はありません。
なので、私が施術をした「逆子が治った実例」を基に、私なりの仮説を解説していきます。
実例を基に逆子について説明させて頂いて、少しでも多くの逆子に不安を感じる妊婦さんの助けになればと思います。
今回の妊婦さんの紹介
今回の妊婦さんは、どのような人なのか詳しくご紹介します。
患者さんについて
32歳。
デスクワークの仕事をしていて、産休は34週からでした。
カラダの不調は一つも感じていませんでした。
逆子について
今回は第1子の妊娠で、初産婦さんでした。
妊娠35週6日で逆子の診断を受けて、36週5日で逆子治療に来院されました。
診断を受けてから来院するまでは6日なのでかなり早いです。
多くは4週以上経ってから来院します。
くるくるしていた
今回の妊婦さんはくるくるしていました。
32週に逆子の診断を受けて、35週には自然に治っていたのに、また35週で逆子になったようです。
32週逆子➡︎35週治る➡︎35週逆子➡︎36週治る
逆子治療をしたその日に胎動がものすごく増えるのを感じて、次の日の朝には治った感じがしたそうです。
その後、検診に行ったら治っていました。
逆子が治ったのには理由がある。
今回このように逆子が治ったのには理由があります。
その理由を説明していきます。
今回の逆子が治った要因【3つ】
今回の逆子が治った要因は3つです。
治った要因3つ
①診断を受けたのが35週
②診断から来院するまで6日
③くるくるしていた
①診断を受けたのが35週
診断を受けたのが35週ということは、35週で逆子になれるほどスペースに余裕があるということです。
私が逆子治療をしている中では、診断を受けた週数が遅いほど逆子が治りやすいです。
特に35週以降に受けた方は89%の確率で治っています。
ちなみに、今までに診た逆子の妊婦さんで、逆子になった週数が1番遅いのは39週の診断でした。
これには産科の先生も驚いていたようです。
相談を受けましたが、母子の安全を考えて相談させて頂いて逆子治療は行いませんでした。
他にも色々な要因がありますが、これが逆子が治りやすいかの一つの指標になります。
②診断から来院するまで6日
逆子の診断を受けてから来院するまでは、短ければ短いほど治りやすいです。
なぜなら、早い方がお腹にスペースが残っているからです。
逆子になれた時は、逆子になれるスペースがあります。
実は逆子の診断を受けるのが遅いほど逆子が治りやすいのは、来院するまでが早いからです。
早い週数で診断を受けた場合は、先生に大丈夫と言われて、逆子体操をしてそのままにしてしまう場合が多いです。
なので4週間以上そのままにしてしまう方が多いです。
*1番上青と黄色のグラフ参照
それに比べて、遅い週数で診断を受けた場合は急いで来院します。
ほとんどは1週間以内に来院します。
逆子になってから間もない、まだスペースがあるうちに逆子治療をできるので治る確率は高いです。
③くるくるしていた
この妊婦さんはくるくるしていました。
逆子になったり治ったり。
くるくるできるというのは、それだけスペースがあり胎動があるからです。
スペースがなければそれほど回転できないし、胎動がなければ回転もできません。
くるくるする妊婦さんは全体の11%です。
くるくるしている妊婦さんは今のところ100%治っています。
実は、治りにくい要因もありました。
治りにくい要因は1つ
今回の妊婦さんは以上の要因があったから、すぐに治りました。
この妊婦さんは諸産婦さんで第1子の妊娠でした。
実は、初産婦さんは逆子が治りにくいです。
というよりも、経産婦さんが治りやすいという方が的確だと思います。
経産婦さんは出産を通して、子宮が伸びやすくなっています。
なので、胎児を産んでいるほど逆子は治りやすくなる傾向にあります。
経産婦さんに比べて、初産婦さんは治りにくい傾向にあります。
治りやすい要因が多かったから治った。
それなのに治ったのは、その治りにくい要因を超える、治りやすい要因があったからです。
もし、なければ治らなかったと思います。
もし今逆子なら
もし、今逆子なら早めに逆子治療を受けることをオススメします。
▶︎逆子治療の効果についてはこちら みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。今回の動画では逆子に鍼灸が効く理由を説明します。ネットを見ると、逆子の原因はわからない、メカニズムはわからないと言う記事がたくさんあります。ですが、お灸 ... 続きを見る
【鍼灸で逆子は治ります。】その根拠は世界中の研究で証明されているから。
▶︎逆子について知りたい方はこちら