逆子のお灸をするべき回数は何回?

逆子のお灸は何回するべき?何回するかは母体の〇〇に合わせる

たまいたかあき

鍼灸による逆子治療を9年間 l 独自の研究で逆子治療を確立 l 鍼灸師/柔道整復師 l 逆子の正確な情報を伝えるために逆子の科学と統計を発信 l 逆子治療は千葉県で行っています。

みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。以前にInstagram(さかごらぼ)でこんな質問をいただきました。

 

逆子のお灸は1日に何回するべきですか?

 

今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。

 

逆子のお灸は何回すればいいの?

何回するべき?という質問に答えるなら、なるべくたくさんです。何回でも行った方が逆子は治りやすくなります。なぜなら、お灸は刺激療法で刺激が強い方が効くからです。

 

逆子のお灸は何回もした方が効果がある

回数で言うと、多い方が刺激量は強くなります。

お灸は刺激療法です。温かい(温熱刺激)や熱い(温痛刺激)などの感覚をお灸で引き起こし、体に反射を起こして効果をもたらします。その刺激が強ければ強いほど、その刺激の回数が多いほど効きやすくなります。だから、逆子のお灸を何回するべき?と聞かれたら僕はなるべく多い方がいいと答えます。

 

研究では逆子のお灸を何回してる?

世界中で行われている逆子に対するお灸の効果をみる論文を読むと、回数が多い方が効きやすいことがわかります。研究でお灸が行われる回数は何十回も行われています。

逆子の研究をしている先生

1回の回数

1回の時間が15分〜20分です。その時間でお灸は何回も行われます。研究では棒灸というお灸が使われます。棒状に固められたもぐさに火をつけて、ツボに近づけて熱いと感じたら離す、ツボに近づけて熱いと感じたら離すを繰り返して何回も行います。

 

研究では何回もお灸をしている

『ツボに近づけて熱いと感じたら離す』がワンセットで1回です。熱いと感じるまでにおおよそ10秒〜15秒くらいです。15分〜20分の間に何回も行うことができます。研究では1回で何回も逆子のお灸をしていることがわかります。それを1日に2〜3回行います。1日に行うお灸の回数は膨大な量です。

適切な逆子のお灸の回数は何回?

適切な回数は何回という指標はありません。お灸をする、ストレッチをする、マッサージをする、人にやってもらうにも自分でやるにも体調に合わせておこなうべきです。

 

何回もすれば良いわけじゃない

最初にお伝えしたように、お灸は刺激療法なので刺激が強い方が効きます。なので、何回もお灸をして回数が多い方が効きます。ですが、体調が悪い人が何回も行えば刺激が強すぎて、逆に体調が悪化し逆子が治りにくくなることもあります。

 

何回もすると体調が悪くなることも?

お灸をすることで体調が悪くなるメカニズムは、体の機能を使うからです。お灸をして小さな火傷を作り炎症を引き起こすことで効果をもたらします。その火傷を治そうとする力はお灸にはありません。お灸をされた妊婦さんの体の機能が力をつかいます。なので、妊婦さんのエネルギーを使います。だから、妊婦さんは疲れます。鍼灸やマッサージを受けた後、重だるい感じや気だるさを感じたことがある人は多いと思います。理由はいろいろありますが、その理由の一つが体の機能を使うからです。

 

自分の体調に合わせたセルフケアを!

回数が多い方が効きます。ですが、だからと言って何回もがむしゃらにお灸をすればいいというものではありません。体調が悪い人は様子を見ながら少しづつ行うことをお勧めします。体調の良い方は1日に何回もたくさん行っても大丈夫です。お灸以外のセルフケアをYouTubeで症状別にお伝えしているので気になる人は見てみてください。

 

何回も効果がでるお灸

お灸はいろいろありますが、何回も簡単にできるお灸は棒灸です。逆子の研究で使われているお灸です。Amazonや楽天市場でも簡単に購入することができます。

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一般的に知られているせんねん灸は棒灸ほど何回も熱を感じられませんが、棒灸にはないメリットもあります。詳しくは下記の記事で説明しています。

 

【逆子のお灸は何回するべき?】まとめ

逆子のお灸は何回もした方が効果が高いです。ですが、がむしゃらに何回も行えばいいわけではなく、自分の体調に合わせて行うことが最も大切です。お灸も生活に合わせて自分に合うものを選んでください。

ということです。

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