今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
世界で認められている逆子に対するお灸の効果
みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。
早速ですがこの動画で一番お伝えしたいことは、タイトルやサムネイルにもあるようにお灸の効果は科学的に証明されているということです。
逆子といえば“お灸”
「逆子にお灸がいい」「逆子の灸」「逆子にはツボ押しがいい」とよく聞きます。理由を聞かずにそれだけを聞くと、「東洋医学だから科学的根拠はないんじゃないの?」と思う妊婦さんが多いようです。実際に逆子治療に来院する妊婦さんの多くがそう感じています。
逆子に対するお灸が効果は科学で証明されている
ですが、お灸がカラダにもたらす効果は科学的に証明されていますし、お灸で逆子が治りやすくなることも証明されています。次は、逆子にお灸が効くと言えるその根拠をお伝えします。
逆子にお灸の効果がある根拠
逆子にお灸が効くと言えるその根拠は世界中の研究でどんな人種でもお灸をすることで逆子が治る確率が高くなっているからです。「お灸が研究されている..じゃあ中国でしょ?鍼灸といえば中国だし!」と思われる方が多いと思います。ですが、そんなことはありません。
世界中でされているお灸の研究
中国でももちろん研究はされていますが、世界中で研究されています。例えば、オーストラリア、オランダ、ベルギー、ドイツ、ギリシャ、アメリカ、中国、日本。世界中で研究されていて、どんな人種でも効くことがわかっています。今お伝えしたように、意外とヨーロッパで多くの研究がされています。また、今では鍼灸市の人口も日本よりヨーロッパの方が多いと言われています。
逆子が治る理由はまだわからない
それらの研究では「至陰にお灸をすれば、明らかに帝王切開の確率が減る」ということは証明されています。ですが、どうして治りやすくなるのかについては、現在でははっきりと証明されていません。その理由は、逆子になる理由が証明されていないからです。ただし、お灸をすることでカラダにどんな反応が起きるかは証明されています。次は、お灸をすることで妊婦さんの体に起きる反応について説明していきます。
お灸をすることで逆子の妊婦に起こる効果
妊婦さんにお灸をすることで、子宮に影響が出ることが科学的に証明されています。有名な至陰と三陰交というツボについて言えば、
- 至陰では、子宮と臍帯の血流が増加
- 三陰交では、子宮の収縮の回数と収縮力が増加
することがわかっています。
子宮に影響が出ると逆子が治りやすくなる理由
どうして、子宮に影響が出ることで逆子が治りやすくなるのかと言うと、子宮の軟性が逆子の治りやすさに影響するからです。子宮は筋肉でできています。なので、子宮も硬くなったり柔らかくなったりします。これは、実際にオペをする内科の先生に聞いたら、「内臓や子宮の硬さには個人差がある」と言っていました。お灸をして筋肉が動いたり血流が良くなれば、筋肉は柔らかくなり胎児が動きやすくなって逆子は治りやすくなると考えられます。
お灸をすると胎動が増える
実際に逆子治療をしていて、至陰にお灸をした時に胎動が出ます。「お灸をしてもらったら胎動が出た!お灸にびっくりしたんですかね?笑」という妊婦さんも多いです。研究上の話だけでなく、僕が逆子治療で実際にお灸をしても刺激で胎動が増えるし、逆子は治っています。
子宮に影響が出せれば至陰以外でも○
子宮の血流が良くなる至陰にお灸をすることで逆子が治るなら、子宮の血流が悪くならないようにすれば逆子を予防できたり、至陰以外でも子宮の血流を良くすることができれば逆子は治りやすくなるとも考えられます。つまり、セルフケアもお灸をしなくても、子宮に影響があるところを刺激できれば逆子が治りやすくなることが考えられます。それについては【逆子の専門家が奨める】胎動がみるみる増えて逆子が治るセルフケア5つで説明します。
まとめ
この動画をまとめると、逆子に対するお灸の効果は証明されているということです。お灸をした妊婦さんとしていない妊婦さんを比べると、お灸をした場合はだいたい20%くらい治りやすくなります。なぜ治るのかは証明されていないけど、お灸をすることでどんなことが体に起きるかは証明されています。もし、逆子を治したいなら鍼灸はオススメです。受けてみたいと思ったら、近くの鍼灸院を探してみてください。
家でも簡単にお灸はできます。お灸を家でやってみたくなったら、セルフケアの動画を見てみてください。