みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。以前にInstagram(さかごらぼ)でこんな質問をいただきました。今回は逆子腹は子宮の形によるものなのかを伝えします。
今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
子宮の形による逆子腹
逆子になりやすいお腹のことを逆子腹ということがあるそうです。逆子腹はあります。正確には逆子腹があると証明されているわけではありませんが、子宮の形で逆子になりやすい場合がいます。
子宮の形(逆子腹)の逆子への影響
そういう根拠は逆子の要因のひとつに家族歴があるからです。家族歴というのは、お母さんが逆子で産まれていた、今妊娠している妊婦さんが逆子で産まれていたなど、家族で誰かが逆子で産まれていた経歴があると逆子のままになるというものです。
家族歴が逆子に影響する理由
どうして家族歴で逆子になりやすいのかを考えると、子宮の形が遺伝していると考えるのが妥当かなと思います。家族歴なので遺伝するものが影響しています。遺伝すると考えられる胎児に影響するものは器質的な要因(子宮の形、へその緒の長さ、胎盤の位置など)です。この中でいちばん遺伝の要因が強いのが子宮の形です。胎盤の位置は着床の位置、へその緒の長さは胎児の運動率で変わります。
子宮の形(逆子腹)で逆子は治りにくくなる
このことから、逆子が治りにくい子宮の形(逆子腹)があることが考えられます。それが遺伝することで逆子に家族歴が影響します。
逆子腹だと治らない?
逆子になりやすい子宮の形(逆子腹)だと言っても、治らないわけじゃありません。逆子のほぼ全ては自然に治ります。もし、逆子になりやすい子宮の形(逆子腹)だったとしてもです。
逆子腹でもほぼ全ては自然に治る
逆子にはお灸がいいということは有名です。逆子に対するお灸の効果を調べる研究では、逆子のままになりやすい器質的な要因があったとしても、お灸をすることで治る確率は上がったとあります。また、器質的な要因があっても逆子は治るとされています。子宮奇形があると治りにくいとされていますが、それでも54%は自然に治ります。なので、家族歴があったとしても心配になる必要はありません。
もし逆子腹の逆子を治したいなら
それでも「逆子のままになったらどうしよう」「みんな大丈夫というけど、できることがあるなら知りたい!」という人が多いです。もし何かしたいなら、おすすめのセルフケアがあります。
逆子腹におすすめのセルフケア
- お灸
- ストレッチ
- マッサージ
- 白湯を飲む
- 骨盤を温める
これらはYoutubeで説明しているので気になる方は読んでみてください。
逆子腹におすすめのストレッチ
また、ストレッチとマッサージに関してはYoutubeで実際に行いながら説明しています。ぜひ体調に合うものを選んで実践してみてください。