みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。先日Instagramでこのような質問をいただきました。この記事ではこの質問にお答えします。
今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
お灸は片足だけで良いの?
お灸は片足だけより両足の方が効く
お灸は片足だけよりも両足の方が効きます。ですが、片足だけでも効きます。
片足だけでもOK
例えば、片方の足は怪我をしていてできないのであれば、怪我をしていない方の足にお灸をすれば効きます。必ずしも両足にしなければいけないわけではありません。両足にできない理由があっても不安に思うことはありません。次はなんで両足にした方が効くのか、その理由を説明します。
お灸は片足だけじゃダメな理由
片足より両足の方が刺激が多い
お灸は刺激療法です。刺激をすることで、炎症という病理学的な変化をカラダに引き起こし、カラダに反応を起こすことで効果を出します。その刺激は多い方が効くし、強い方が効きます。
より熱い方が逆子に効く
温かいより少しでも熱いと感じる方が効くし、1回で終わるよりも数回やった方が効きます。だから、片足だけでなく両足にする方が効くということです。次はお灸のツボを簡単にご紹介します。
逆子のお灸のツボ2つ
逆子に効くお灸の足のツボ
逆子のツボとして有名なのは至陰と三陰交です。
片足だけじゃない逆子のお灸に使う足の“至陰”
至陰は足の小指、三陰交は足首から指4本分上にあります。至陰が逆子で一番有名なツボです。逆子の研究は世界中でされていて、その研究の多くは至陰にお灸をしています。研究では片足だけでなく両足にお灸をしています。
足のツボで逆子は約20%治りやすくなる
そして、至陰にお灸をするだけでしていない妊婦さんに比べて約20%ほど逆子が治る確率が上がったという研究もあります。お灸をする場合もありますが、妊婦さん自身にお灸をしてもらう研究もあり、妊婦さんが自分でやっても治りやすくなることがわかっています。自宅でお灸をするならここが一番良いと思います。
片足だけじゃない逆子に効くお灸の足つぼ“三陰交”
子宮が収縮する逆子のツボ
三陰交も有名なツボです。三陰交も刺激をすることで逆子が治りやすくなります。至陰に併せてここにもお灸を行うとより治りやすくなります。三陰交も至陰と同じで研究では片足だけではなく両足にされています。
足に逆子のお灸をする際の注意事項
逆子のお灸をする時は火傷しないように気をつけてください
良く逆子治療に来院する前に自分でお灸を試した妊婦さんが三陰交を火傷しています。治したいからと熱いのを我慢して一生懸命耐えてしまうからです。熱い方が効くとお伝えしましたが、火傷するほどする必要はありません。熱くなってきたなと感じたらやめた方がいいです。お灸のやり方についてはYouTubeで説明しまていす。
まとめ
自宅でお灸をするときは、片足だけでなく両足に行う方が効きます。その理由は刺激量が多くなるからです。もし、自宅でお灸をする場合は両足の至陰と三陰交にお灸をしてみてください!ただし火傷にはくれぐれも気をつけてください。我慢したら我慢しただけ効くというわけでは
ありません。