逆子治療に来院した妊婦さんに逆子治療について説明する際に、
と質問を受けることがあります。
逆子について色々と調べる中で、ネット上に「逆子には科学的根拠はない。」「逆子のメカニズムはわからない。」と書いてあり、気になる人が多いです。
今回はそんな多くの人が感じる疑問にお応えしていきます。
目次
- 逆子に科学的根拠エビデンスはあるのか?
- その理由
- 研究論文の紹介
逆子・逆子治療についての研究は世界中行われていますが、科学的根拠はありません。
なので、私が施術をした「逆子が治った実例」を基に、私なりの仮説を解説していきます。
実例を基に逆子について説明させて頂いて、少しでも多くの逆子に不安を感じる妊婦さんの助けになればと思います。
逆子に科学的根拠エビデンスはあるのか?
「どうして逆子になるのか?」それは全てを解明されていません。
「逆子+メカニズム」「逆子+科学的根拠」と検索エンジンで検索すると、【科学的根拠やメカニズムはわかっていない。】と書かれていますが、実際はそんなことはありません。
逆子の全貌を解明されてはいませんし、逆子なぜ逆子になるのかのメカニズムがわかっていないのも事実です。
ですが、一部解明されていることもあります。
次は、全てはわからないけど一部が解明されているとはどういうことか説明します。
逆子の全てはわからないけど一部が解明されている
例えば、2021年の今、睡眠も全ては解明されていません。
眠気の正体も完全にはわかっていません。
細かく見ればオレキシンの作用、スニップス、睡眠圧、体内時計など解明されていることもたくさんあるんですが、全てを解明できていません。
逆子も実は研究で解明されているものもあります。
睡眠と同じように解明されていない部分もありますが、解明されている部分もあります。
逆子は科学的根拠がない。メカニズムはわからない。
とみると不安に感じるかもしれませんが、睡眠と同じと効くと少しは安心できると思います。
次はその研究で解明されていることを紹介していきます。
逆子の科学的根拠[研究論文]のご紹介
例えば、至陰というツボにお灸をすると、逆子の矯正率が上がることは解明されています。
そして、至陰にお灸をすると子宮の血流が良くなることも解明されています。
つまり、子宮の血流が良くなれば逆子は治りやすくなります。
ということは、子宮の血流が悪い人が逆子のままになることが考えられます。
じゃあどうして子宮の血流が悪くなるのか?
それは子宮と影響し合う筋肉が硬かったり、血流が悪くなったりすることで起きます。
そういったことは全て研究で解明されています。
Google scalar というGoogleの論文を検索する検索エンジンで「breech(逆子)」と検索すると、10万件もヒットします。
つまり、「breech(逆子)」という単語を含んだ論文がそれだけあるということです。
また、それは日本や中国だけでなく、ヨーロッパやアメリカを始め、世界中で発表されています。
他にも、家族歴、子宮奇形、羊水過多、過少、家族歴などがあると逆子のまま帝王切開になりやすいこと。
経産婦より、初産婦の方が逆子のままになる確率が高いこと。
逆子体操はあまり効果がないこと。
そして、鍼灸をすることで逆子が治りやすくなること。
色々なことが科学的に解明されています。
ですが、どうして逆子になるのか?の全てを解明をできていないだけです。
まとめ
この動画をまとめると、
逆子の全ては解明されていないけど、解明されていることもたくさんある。
ということです。
逆子は科学的根拠がない。メカニズムを解明できていない。
だから、何もすることがないというわけではありません。
鍼灸が効くことは研究で証明されています。
もし逆子を治したいと思うなら、鍼灸治療を受けてみることをお勧めします。
僕が普段配信している逆子についての情報は、そういった科学で解明されているものを基に、逆子治療をして得た経験から考察したものをお伝えしています。
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