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【日本逆子治療協会】何回も逆子と頭位を繰り返す理由は〇〇が多いから

逆子と頭位を繰り返す理由は〇〇が多いから

みなさんこんにちは!日本逆子治療協会の玉井です。以前にこのような質問を頂きました。こんな疑問にお答えします。

 

現在34週の妊婦です。26週から何度も逆子を繰り返してしまいます。頭位になるか心配です

 

何度も逆子を繰り返す理由

妊婦健診のたびに逆子と頭位の診断を繰り返す理由は、胎児の胎動と母体のお腹にスペースがあるからです。順を追って詳しく説明していきます。

 

胎児が回転するメカニズム

胎児が頭位から回転し逆子になるのも、逆子から頭位に回転するのも胎児が回転しているからです。その回転は胎児の運動で行われます。その運動をするためには胎児に胎動がある必要があります。

胎動があっても回転するためには、回転をするためのスペースが必要になります。この胎動とスペースがないと運動制限が起こり、胎児が回転しにくくなるために逆子が治りにくくなるということがが起きます。これが逆子が治りにくくなる理由のひとつです。

回転する原理については下記の記事をご覧ください。

詳しくはこちら

胎児が回転し逆子が治る原理 
【日本逆子治療協会】胎児が回転し逆子が治る原理 

逆子が治る原理は胎動です。なぜなら、胎児は胎動で回転するからです。なので、逆子が回転し治るためには胎動が必要になりそれが原理になるということです。

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胎動とスペースがあると逆子を繰り返す

逆に胎動とスペースがありすぎると、胎児は回転しやすくなります。回転しやすくなり胎児がくるくる回転し続けてしまうことで、検診のたびに頭位になったり逆子になったりを繰り返すようになります。これが頭位と逆子を繰り返してしまう理由です。

 

繰り返しやすい逆子の特徴

最も繰り返しやすい特徴は経産婦です。出産回数が多いほどスペースが増えるからです。

逆子になりやすい特徴のひとつにも経産婦があります。経産婦さんは出産をすることで支給が伸びやすくなっています。なので、スペースが増えやすく回転しやすいです。回転しやすいので逆子にもなりやすいし、逆子を繰り返す特徴にもなります。

たまに初産婦さんでも繰り返す人がいます。その妊婦さんが元々持っている特性で子宮が柔らかいからです。元から子宮の血流もいいことが多く、生理痛、排卵痛、生理不順などがないことが多いです。ですが、ほとんどは経産婦さんが繰り返しています。

 

30週以前は繰り返しやすい

もう一つの特徴が30週以前です。胎児が小さいのでスペースが余っています。なので、胎動が激しめの胎児だとくるくる回転しやすく逆子を繰り返しやすくなります。ですが、妊婦さんがそれを実感することは少ないです。

なぜなら、30週以前は逆子の診断をされないことも多いからです。逆子の多くは自然に回転し治ります。特に羊水が減り始める31週より前は、ほとんどが回転します。

ほとんどが自然に回転するのにわざわざ妊婦さんを不安にさせる必要がないため、27週~30週までは逆子であっても診断をしないという先生が多くいます。なので、知らないだけで実は繰り返していたという妊婦さんも多くいます。

次は最終的に頭位に落ち着くのか?という話をします。

 

繰り返す逆子は頭位に落ち着くのか

逆子と頭位を繰り返している場合、多くは頭位に落ち着きます。これは実際に僕が鍼灸による逆子のケアをしてから、全ての逆子が最後は頭位に落ち着いています。その理由は胎児の頭が下になるプログラムがあるからです。

胎児は常にくるくるしています。なのでほぼ全ての人が逆子の経験をしています。ですが、最終的には約95%が頭位になります。逆子のまま帝王切開を迎えるのは全体の5%だけです。

逆子の確率は下記の記事をご覧ください。

 

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【高確率で逆子は治る!】逆子が治る確率は〇〇%
【高確率で逆子は治る!】逆子が治る確率は〇〇%

逆子が治る確率は高確率です。研究で発表されている数字を見ればわかります。治る確率が高い理由は胎児は回転するものだからです。回転することで常にくるくるしています。

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逆子の向きに関するプログラム

ここでよく考察されるのは『なぜ5%の逆子は治らなかったのか?』ということです。ですが、同時に『なぜ95%は自然に治ったのか?』と考察することもできます。

その理由は頭位になるプログラムが人間にあるからです。どんなものもプログラムがあり、胎児の向きを決定するのもプログラムがあると考えられます。

そのプログラムの働きによって、胎児は常に下を向う(頭位に向う)と胎動をしています。(だけど、胎児に運動制限があることで向けないというのが逆子が治りにくい理由になります。)

そのプログラムがあるため、運動制限がない逆子の場合はくるくるしていても最終的に下を向き頭位に落ち着くということです。

これは僕の経験と発表されている研究の統計から考察したものです。実際には研究で証明されていません。このプログラムがどんな経路で働いているのかを証明されることがあれば、逆子の原因も同時に発表されることになると思います。ですが、まだ研究は発表されていません。

現状である科学と事実から考察したものをお伝えさせていただきました。

 

繰り返す逆子が頭位に落ち着く確率

途中でお伝えしたように、僕の経験上では頭位と逆子を繰り返していても頭位に落ち着くので不安に思うことはありません。僕の経験では今のところは100%と頭位に落ち着いています。約26週〜34週くらいまで繰り返していた人もいましたが、最後は頭位に落ち着きました。

僕の場合はケアをしているので、自然にそうなるのかの統計はわかりません。ですが、研究でも統計でも僕の経験でも基本的には頭位に落ち着いているので、心配はないと思います。

もし、不安だからセルフケアをしてみたい!という方にはお灸が最もおすすめです。お灸が怖いという方にはストレッチなど家で簡単にできるもので逆子ケアのプログラムを組んでいます。そちらもぜひみてみてください。

おすすめのお灸とやり方については下記をご覧ください。

 

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逆子におすすめの市販お灸
自宅で使いやすい!逆子のお灸におすすめの市販お灸

逆子におすすめの市販お灸は棒灸です。なぜなら、棒灸は効果が高いからです。実際に逆子に対するお灸の効果を見る多くの研究では棒灸を使っています。その棒灸の中でも最も自宅で使いやすい逆子におすすめの市販お灸はirodoriという棒灸です。

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