【日本逆子治療協会】逆子で胃の圧迫感を感じる理由は逆子ではなく〇〇だから

みなさんこんにちは！日本逆子治療協会の玉井です。以前にこのような質問を頂きました。こんな疑問にお答えします。

逆子で胃の圧迫感を感じる理由

胃の圧迫感は逆子が原因でも妊娠が原因でもありません。原因は妊婦さんの体調です。そう言える根拠は、妊娠中の胃の圧迫感は逆子のままでも改善するからです。

逆子のままでも胃の圧迫感は改善する

僕が鍼灸による逆子ケアをしていて、来院される中には胃の圧迫感や吐き気などを訴える人はとても多いです。これはケアを重ねると必ず改善します。

それは逆子のままでもです。

もし、逆子が原因で胃の圧迫感を感じているのなら、胃の圧迫感は逆子が治ってから改善するはずです。逆子のまま胃の圧迫感は改善しません。ですが、逆子のままでも胃の圧迫感を改善できます。

だから、胃の圧迫感の原因は逆子ではないということです。

では、逆子でないなら妊娠なのか？ということも考察します。

胃の圧迫感の理由は妊娠ではない

妊娠が原因でもありません。なぜなら、妊娠中に改善するからです。これも妊娠が原因なら、妊娠中は改善しないはずです。ですが、改善しているので妊娠が原因で胃の圧迫感を感じているわけではないことがわかります。

妊娠中は胃腸の動きは悪くなる

これは正確にいうと『原因ではないけど関係はある』となります。関係はあるという理由は妊娠中は胃腸の動きが悪くなるからです。妊娠によってホルモンバランスが変わることで、胃腸のバランスが悪くなります。

悪くなることで胃の圧迫感を感じやすくなったり、吐き気や便秘にもなりやすくなります。

そのように妊娠をすることで胃腸の不調が出やすくなるけど、原因にはならないということです。

胃が押し上げられることによる圧迫感

基本的には胎児が大きくなると胃が上に押し上げられるので、多少の圧迫感は感じます。それは普通に感じることなんですが、苦しいと思うほどの胃の圧迫感を訴える人は少ないです。胃の圧迫感を感じてしまう理由は妊婦さんが体調が悪いだけです。

例えば、もともと胃が弱い人が食中毒になったら、胃が強い人よりも強く症状が出やすいです。

妊婦さんも同じです。普通に胃の不調が出ているだけで、妊婦で胃腸の不調が悪くなりやすいことが不調を増悪させています。

なので、ある程度の胃の圧迫感は感じるものですが体調が悪いとそれを増悪させてしまいます。そのため、苦しいと感じるほどの圧迫感を感じる人がいるということです。

逆子で胃の圧迫感を感じる人の割合

逆子で来院する妊婦さんの中には胃の圧迫感で苦しいという人はあまりいません。不調が多い逆子の妊婦さんであっても〇〇%です。

僕が論文を書くために統計調査をしたところ、頭位で産んだ人も逆子で産んだ人も胃の不調には有意差がなかったとありました。

妊娠をして胎児が大きくなると胃が上に押し上げられるので、多少の圧迫感は感じます。ですが、それは逆子が原因でも妊娠が原因でもないということです。多少の圧迫感ではなく、気持ち悪さを感じるほどしっかりと感じてしまう場合は妊婦さんの体調が悪く、胃の圧迫感を強く感じやすくなるということです。

逆子で胃の圧迫感を感じる理由は逆子ではない

逆子の妊婦さんに多いのは、逆子だから感じているのではありません。胃の圧迫感を強く感じてしまうほど妊婦さんの体調が悪いから、逆子のままになりやすいということです。

胃の不調を感じやすいのは自律神経が乱れていることが多いです。その自律神経の乱れが胎動を減らしてしまうために、逆子は治りにくくなります。それについては下記の記事をご覧ください。

胃の圧迫感を解消するセルフケア

もし胃の圧迫感を改善したいと思うなら、胃の圧迫感を改善するセルフケアをYoutubeでお伝えしています。それをやってみてください！

https://www.youtube.com/@sakagolabo/featured