みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。以前にInstagramでこのような質問をいただきました。この記事では逆子になりやすい週数について説明します。
今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
逆子は何週になりやすい?
何週かというと27週〜30週
逆子になりやすい週数は27週~30週です。下記グラフは僕が逆子治療をしていて、実際に逆子の妊婦さんに逆子の診断を受けた時期を聞いた統計です。
何週で?27週〜30週に逆子になる理由
なぜ、この週数で逆子の診断が増えるのかというと、胎動にチカラがあり、お腹にまだスペースがあるからです27週~30週になると胎児が大きくなるので、胎動も大きく力強くなってきます。胎動が力強いことで、胎児が回転しやすくなります。また、羊水は31週頃から減り始めると言われています。30週までは羊水もたくさんある状態なので、回転できるだけのスペースがあることになります。
つまり、胎動が大きくなることまだ回転できるだけのスペースが残っている時期だから、逆子になりやすいということです。
逆子には何週になる?
もう一つの理由
何週に逆子になるかは先生次第
逆子の診断を初めて受けた時期が27週〜30週なのにはもうひとつ理由があります。その理由は“それ以前に逆子でも逆子だと言わない先生が多い。”ということです。
ほぼ全ての逆子は自然に治る
胎児が小さい時期はスペースがたくさんあるので、胎動や母体のちょっとした運動でくるくる回れるくらい胎児は回転しやすいです。なので、実はほぼ全ての妊婦さんが逆子になっています。ですが、ほぼ全ては自然に治ります。多くの先生は、26週以前では妊婦さんに不安をかけないようにわざと言いません。「26週以前に逆子でも問題はなく、ほとんどの逆子が自然に治る」と考えるからです。
何週で診断するかは先生が決める
胎児がある程度大きくなるまでは、自然と戻る場合がほとんどです。なので先生は、胎児が大きくなる週数までは母体に無駄な心配をかけないために話さないことが多いです。実際に逆子の妊婦さんに聞くと「カルテを覗いたら前から逆子と書いてあるのに、先生から言われたのは今回の検診が初めて」という妊婦さんがいます。だから、何週に逆子になるかは先生次第ということです。
実際の逆子の妊婦さんが何週で逆子になっている統計
先ほども載せましたが、実際に私のところへ来院した逆子の妊婦さんが初めて逆子の診断を受けた週数のグラフです。
- ・最初からずっと [13%]
- ・19週まで [2%]
- ・20週~26週 [19%]
- ・27週~30週 [51%]
- ・30週~37週 [17%]
31週以降に逆子の診断を受ける人も多い
27週~30週の4週間だけで、約半数を占めるのでこの時期が特に多いことがわかります。この表を見て「31週以降も意外と多い」ということにも気づくと思います。全体の4分の1が31週以降です。実は31週以降に逆子になってしまう妊婦さんは多くいます。そのような妊婦さんは胎児がまだ小さかったり、妊婦さんに大きなストレスがあったりします。31週以降に逆子になってしまったり、31週以降まで逆子が治らないほとんどの妊婦さんに疲労があります。
何週で?と不安に思う人が逆子を治す方法
もし何週でと逆子に不安があるならお灸をするべき
逆子はお灸が治りやすいです。研究では34週以降に始めても84%の逆子が治ったとあります。しかも、それは妊婦さん自身でお灸をしています。近くに逆子治療をしている鍼灸院があればそこに通ってみるのもいいと思います。ですが、鍼灸を受けると料金が結構かかります。世界中の研究で逆子を治すのにいいとされる理由は、自分で行って治るし手軽で安価だからです。
逆子を治すおすすめお灸のやり方
もし逆子のお灸を試したい方は、世界中の研究で使われているお灸を使うべきです。そのお灸はAmazonや楽天市場でも購入できます。それについて、そのやり方について下記記事でお伝えしているので参考にしてみてください。
逆子が治るお灸2種類
逆子が治るお灸のやり方