みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。
今回は逆子だと胎動は弱くなるのか?をテーマにお伝えして行きます。僕が逆子治療をしていて、逆子で来院する多くの妊婦さんが「逆子で胎動が弱い」と訴えています。なぜ逆子の妊婦さんが胎動が弱いと訴えるのかをお伝えします。
今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
逆子で胎動が弱い理由
胎動が弱い理由は自律神経が乱れるから
まず始めに、胎動が弱い理由は自律神経が乱れているからです。なぜなら、胎動の量は自律神経に影響を受けるからです。
胎動を感じられるのは1日に2回
自律神経の影響を受けることを妊婦さんは1日に2回実感できます。それは、夜寝る前と食事した時です。この時間は逆子でも逆子じゃなくても胎動が増えるはずです。今までに逆子治療をした妊婦さんのほぼ全てはこの時間に胎動を感じています。
ととのえば胎動は増える
また、僕の妻が今妊娠しているんですが、その時間は胎動を感じやすいです。胎動が増える理由は、その時間帯は自律神経が整うからです。なので、逆子であるかどうかは関係なく妊婦さんはみんなその時間に胎動を感じやすいです。
自律神経が“ととのう”とは
自律神経が整うというのは、簡単にいうとリラックスしている状態です。最近はサウナが流行っていて“ととのう”という言葉が流行っていますが、あれも同じような状態です。他にもお昼寝をしている時とか、ボーッとテレビを見ている時とか。想像できるリラックスしている状態が自律神経が整っている状態です。胎動はこのような自律神経が整いリラックスしている時に増えます。
自律神経が乱れると胎動は弱くなる
逆に言えば、自律神経が興奮している時は胎動が出にくくなります。例えば、仕事をしている時は胎動は出にくいです。仕事は体を動かしたり、頭を使ったりしていて自律神経は興奮状態にあるので胎動は出にくくなります。他にもストレスがあると、胎動は出にくくなります。
逆子で胎動が弱い本当の原因
胎動が弱い原因は母体の疲労
冷えではなく【〇〇】が逆子が治らない原因。研究論文と独自の統計があります。で説明していますが、逆子が治らない多くの理由は疲労です。疲労をして子宮が硬くなりスペースが減ったり、自律神経が乱れて胎動が減ってしまうから逆子が治りにくくなります。
逆子で胎動が弱い妊婦さんは疲労している
僕のところへ逆子が治らないと来院する妊婦さんはほぼ全てが疲労をしています。その疲労原因の多くは仕事です。多くの人が仕事で疲労をして、自律神経が乱れて胎動が減り逆子が治りにくくなっています。
逆子ではなく自律神経が乱れて胎動が弱くなる
つまり、逆子だから胎動が弱いわけではなく、疲労で自律神経が乱れて胎動が弱くなるから逆子が治りにくくなると言うことです。冒頭で「逆子だから胎動が弱いわけではなく、胎動が弱いから逆子が治りにくくなります。」といったのはこういった理由からです。
逆子の妊婦さんの多くは胎動を弱く感じる
また「逆子の場合は胎動を感じにくい理由」も同じ理由です。逆子が治らない人の多くが自律神経が乱れているから治らないので、自律神経が乱れて胎動が減っています。だから、逆子の多くの人が胎動を感じにくいです。
事実が真実ではない
逆子の妊婦さんの多くが胎動を感じていないと言う事実だけを見ると、逆子だから胎動が少ないと思われがちですが、自律神経が乱れるから胎動が減り、自律神経が乱れて胎動が減るから逆子になります。
実際の逆子の妊婦さんの胎動が弱い例
胎動が弱くなる逆子の妊婦さんの実例
今までに逆子治療に来院した妊婦さんの例で言うと、お姑さんとの関係やご主人との関係が良好でなかったり、注文住宅をお願いしていて頭を使う、経産婦さんで上の子が手のかかる時期だったりでストレスを感じていました。つまり、胎動が弱いのは自律神経が乱れていて興奮状態になっている時間帯が多いからです。
多くの人が胎動を実感できる
実際に自律神経が胎動に影響するということを科学的に証明している論文をまだ見たことはないんですが、明らかに影響しています。また、胎動が少ないと訴える妊婦さんの自律神経を整えると、僕が見ても妊婦さんが見ても明らかに胎動が増えます。こういった事実からも、自律神経の乱れが胎動を減らしたり弱くすることがわかります。
逆子で胎動が弱い場合にするべきこと
逆子で胎動が弱いならお灸をすべき
逆子を治すためには胎動を増やす必要があります。胎動を増やすには自律神経を整えることです。自律神経を整えるには鍼灸がとてもいいです。特にお灸だと胎動が増える上に、スペースが増えやすくなることも証明されています。逆子を治したいならお灸を試すべきです。
研究で使われるお灸
世界中でおこなれている逆子に対するお灸の効果を見る研究では、せんねん灸ではなく棒灸が使われています。その棒灸についてをせんねん灸と比較しながら記事を書いているので、逆子を治したい方は読んでみてください。
逆子のお灸2種類について
まとめ
簡単にまとめると、胎動が弱いのは母体が疲労をして自律神経が乱れているから。なぜなら、自律神経が乱れていると胎動が減るから。それを食事した時と夜寝る前に感じるはずです。だから、逆子で胎動が弱いのではなく、胎動が弱いから逆子になり、逆子の場合は胎動を感じない妊婦さんが多い。ということです。