こういった疑問に答えます。
目次
- 【逆子を繰り返してしまう原因】それは母体の疲労と体質です。
- ポイントは胎動の強さとお腹のスペース - 逆子を繰り返しても心配ありません。【その理由】
- なぜなら、治る可能性が高いからです。
実は逆子、逆子治療は科学的根拠がありません。
なぜ逆子になるのか、なぜ逆子治療で逆子が治るのか科学的に原因はわかっていません。
なので、私が施術をした「逆子が治った実例」を基に、私なりの仮説を解説していきます。
あくまで「個人の考え」によるもので決して科学的な根拠はありません。
実例を基に逆子について説明させて頂いて、少しでも多くの逆子に不安を感じる妊婦さんの助けになればと思います。
【不安で気になる】逆子を繰り返す原因
ポイントは胎動の強さとお腹のスペース
まず、逆子になること自体、ほとんどの原因は、
ポイント
胎動が強いこと
お腹のスペースがまだ広い
という2つです。
基本的に胎児は下を向くように胎動をします。
また、26週~30週くらいになると、胎児が大きくなりそれに伴い胎動が強くなります。
そして、羊水が減り始める31週の直前になるので、羊水もたくさんありお腹のスペースは広い状態が保たれています。
いくら胎児が下を向こうとしていても、胎動が強く、お腹にスペースが広くあれば、勢い余って上を向いてしまいます。
ほとんどの場合はそれでもすぐに下を向きます。
なぜなら、勢い余って上を向いただけで、また、下を向こうと胎動するからです。
実際に統計上でも、逆子になっても約90%は自然と治っています。
そのような経過で、逆子を経験する人はたくさんいますが、逆子を何度も繰り返す人は少ないです。
逆子が治る確率は【ほぼ100%】逆子になる確率をご覧ください。
逆子を繰り返す妊婦さんの【共通点】は疲労
私の統計を例に挙げると、逆子治療に来院した逆子の妊婦さんの約10%が逆子を繰り返していました。
長い人だと37週まで繰り返していた人もいました。
今までに逆子を繰り返していた人の共通点は、疲労があったことくらいです。
逆子になった週数も、今の週数も、年齢も異なり、第1子の人もいれば第2、3子の妊婦さんもいました。
唯一の共通点は、全員が仕事か育児をしていて、疲労を感じていることです。
仕事は長い人だと34週と5日まで仕事をしていました。
また、疲労も強く、こりや腰痛はもちろんのこと、息切れ、動悸、胸焼けなどの症状もある妊婦さんもいました。
ただし、この疲労という共通点は他の逆子の妊婦さんにも当てはまります。
逆子を繰り返していなくても、疲労はしています。
逆子を繰り返している方が疲労している印象はありますが、それだけで逆子を繰り返しているとは想像できません。
なので、私は逆子を繰り返すのは体質が影響していると考えています。
私がいう体質とは「子宮の軟性」のことです。
逆子治療をする上で、子宮の血流量はとても大切です。
逆子治療をすることで、子宮の血流量をあげれば、子宮が柔らかくなり、逆子が治りやすくなるのではないかと考えられているからです。
ですが、もともと柔らかい人は他の人よりも胎児が回りやすくなるはずです。
そうすると、他の人に比べて週数が進むまで、胎児がいい位置で落ち着かずにくるくる回ってしまい逆子を繰り返します。
これらのことから、逆子が繰り返す原因は、母体の疲労と体質の2つと考えます。
逆子を繰り返していても心配ありません。
なぜなら、治る可能性が高いからです。
もし、今逆子を繰り返していても心配ありません。
なぜなら、逆子を繰り返すほどの胎動があり、スペースがまだあるからです。
そして、逆子を繰り返しているなら、胎児は例え上を向いてしまっても、下を向こうとしています。だから逆子を繰り返しています。
もし、何か原因があり胎児が下を向けない場合は、逆子を繰り返したりせずに、ずっと逆子のままになってしまいます。
また、心配がいらない理由として、私が逆子治療をしている中で、逆子を繰り返す妊婦さんは今のところ100%治っています。
遅い人だと36週、37週でも問題なく治ります。
なので、逆子を繰り返していても心配する必要はありません。
もし今逆子なら、、
ただし、そのまま放っておいていいとは思いません。
放っておいても下に落ち着く可能性は高いと思いますが、もしかしたら、逆子で落ち着いてしまうかもしれません。
なので、逆子治療を早めに受けることをオススメします。
逆子治療は早期治療が1番なので「もう少し様子を見てからにしよう」ではなく、なるべく早く受診することをオススメします。