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専門家監修【逆子治療を知りたい方必見!】逆子に対する鍼の効果について[内臓編]

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 鍼灸治療を体系化したのは中国です。中国最古の医学書としては、春秋・前漢時代(紀元前1~2世紀頃)に記されたとされる医学書に黄帝内経(素問・霊枢)があります。素問には気の概念をもとにした内経系医学の基本原理が、霊枢には鍼灸術の応用が記されています。

 日本における鍼灸のはじまりは、414年に朝鮮半島の新羅からきた金武という人が天皇の足の痛みを治したのが始まりとされています。そして984年、鍼博士であった丹波康頼が随・唐医学を集成した医心方が国最古の医学書です。

1948年に「あん摩師・はり師・きゅう師及び柔道整復師法」が施行され、国家資格として確立しました。

最近では美容鍼灸がポピュラーになっていますが、歴史を知ると親近感が湧きますね!

そんな最近ポピュラーになっている鍼灸のうち「鍼」について詳しく説明していきます。

目次

  1. なんで鍼って効くの?
  2. 内臓について
  3. 体性→自律神経反射
  4. 逆子の治療例
  5. まとめ
  6. ちょこっと豆知識

 

なんで鍼って効くの?

鍼の効果(反射)

 

鍼治療は身体の反射(*1)を利用したものです。鍼で身体の一部を刺激すると、中枢神経の中に鎮痛作用の役割を持ったホルモン(内因性オピオイド)が出て、痛みを脳に伝える神経経路をブロックします。これによって、腰痛・膝痛などの痛みをやわらげます。

例えば、どこかに傷ができたときに痛みを感じるのは、神経が「カラダが傷ついた!」と脳に向かって信号を送るからです。その「傷ついた!」という神経信号が通る経路を内因性オピオイドは遮断する(ブロックする)事ができます。内因性オピオイドにより痛みの信号が脳に届かないので痛みを感じません。

 また、鍼治療は筋肉の緊張をゆるめ、施術箇所周辺の毛細血管を拡張し、新陳代謝を高める効果もあります。その結果、たまっていた疲労物質は血液で洗い流されて、筋肉の疲労が回復します。

鍼で体の表面を刺激すると、内臓にも影響をあたえることができます。また、その機能を改善させる効果もあります。さらに自律神経系のバランスを整えるはたらきもあります。

鍼治療はそれぞれの人が持つ自然治癒力を引き出し、免疫力を高めて病状を改善する治療法なのです!

*1 反射とは無意識下で起こる反応のことです。「わ!」と言われると勝手にカラダが退きますよね?それが反射です。

内臓について

内臓は大きく実質性臓器と中腔性臓器の2つあります。

 

まず、中腔性臓器は口腔→咽頭→食道→胃→小腸→大腸→肛門です。中腔性臓器は口から肛門まで長いホースになっています。すなわち中が空洞になっています。ここを食べたものが通って消化や吸収が行われます。

それに比べて実質性臓器は、中が空洞になっていないものをいいます。例であげると、肝臓、膵臓、腎臓などがあります。これらは中が空洞になっていなく、組織が詰まっています。

体性 → 内臓反射(自律神経反射)

 

体表を刺激することで、内臓に反応が出ます。これを 体性 → 内臓反射といいます。人のカラダは体表と内臓が神経で繋がっています。鍼を使って内臓を治療しようと思ったら、この繋がりを利用して鍼治療をおこないます。

例えば、「胃」に鍼治療をする際には、すねにある足三里という胃のツボを使います。胃のツボに鍼を刺すことで、「体性 → 内臓反射(自律神経反射)」が起きます。この反射を利用し胃の治療をおこなうことができます。

逆子の症状に「嘔吐」「自律神経の乱れ」「仰向けができない」ものがあります。その症状に対する治療をご紹介いたします。

 

逆子の治療例

嘔吐

自宅で毎日嘔吐してしまう逆子の患者さんの例です。

胃腸の具合が悪いと嘔吐してしまうので、胃腸の調子を整えるために胃のツボを使って胃の治療をしました。
治療をしたことで胃の調子が整い、日に日に嘔吐の回数が減り最終的には無くなりました。嘔吐の次に逆子の治療をおこない逆子が治りました!嘔吐と逆子を一緒に治療したいところですが、東洋医学には治療の手順があります。そして表の証、深い証と症状に合わせて治療をします。治療の手順は表の証(胃の不調)から深い証(逆子)と進めていきます。東洋医学の治療は、治療順はとても大切なのです。

嘔吐が治ってから逆子が治った例はコチラ

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        準備中です。

 

自律神経の乱れ

自律神経が乱れて夜に眠れない逆子の患者さんの例です。

胃は自律神経に調整されています。胃の治療をすると自律神経は整ってきます。胃のツボを使って胃を治療したところ、少しづつ眠れるようになり、逆子が治りました!この自律神経が乱れすぎていて返らない人も中にはいました。その方の例も挙げておきますので、あわせてご覧ください。

自律神経が整って逆子が治った例はコチラ

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仰向けができない

仰向けができない患者さんの例です。

逆子に対する鍼治療では、仰向けで治療する場面があります。しかし、仰向けができない患者さんがいました。仰向けになれない理由には「仰向けになると苦しい」というものでした。胃が圧迫されるので苦しいのは理解できますが、ほとんどの逆子妊婦さんは仰向けになることができます。仰向けができない理由は胃が弱いからと考えられます。この方も胃のツボを使って治療しました。次第に仰向けになれるようになり、仰向けになれるようになった頃逆子が治りました。

このように鍼を使って自律神経反射を利用し内臓に効果を出すことができます。

仰向けができるようになって逆子が治った例はコチラ

逆子治療記録 #2

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まとめ

 

「鍼は即効性がある」と良く聞きますが、どう効果があるのかはあまり知られていません。

鍼がどのように効果を出す事ができるのか。

今回は「内臓」に対する効果だけピックアップし説明しました。

他にも効果はたくさんあります。

下記にまとめるので気になる方は読んでみてください。

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ちょこっと豆知識

WHOは、人間の体には361ヶ所の経穴(ツボ)があると発表しています。経穴は、気血液(き・けつ・しん)が繋がり、経絡(けいらく)を作ります。

経絡を気血液がスムーズに流れていれば健康を保てるが、逆に滞ると変調をきたし、病気になる。そこで、症状にあったツボを鍼で刺激し気血の流れを整えると腰痛や頭痛などの不調や病気が治るという考えです。現在の医科学では経穴を刺激すると、経絡を通じて脳や脊髄に刺激が伝わり、ホルモンなどの化学物質が分泌され体調を改善するといわれています。

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