みなさんどーもこんにちは!さかごらぼの玉井です。以前にInstagram(さかごらぼ)でこんな質問をいただきました。
今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech(逆子)」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
逆子のお灸は1日何回するべき?
逆子のお灸は1日に3回行うといいです。なぜなら、回数が多い方が効くからです。
お灸は回数が多いほど効く
お灸は刺激療法です。刺激が強いほど効果があります。刺激を強くする方法は色々とあります。
- 熱くする
- 回数を増やす
- 頻度を増やす
- 場所を増やす
色々とありますが、回数で言えば多ければ多いほど効きます。なので、お灸の1日の回数は多い方が効果が高いです。
1日何回お灸できる?
効果だけを見れば多い方がいいです。ですが、仕事をしている人は1日に3回できないはずです。そんな人はできる範囲でできることをやればいいと思います。
もしできるなら、1日3回くらいできるといいと思います。
1日最大何回お灸するのがベスト?
ここで、1日に最大何回やればいいの?という疑問を感じる方もいると思います。これは生活とのバランスによります。そもそも、お灸なんてしなくても基本的には逆子と診断された妊婦さんのほとんどは自然に治ります。なので、1回でも3回でも5回でも何回でもいいと思います。
逆子の研究で行われる回数
逆子に対するお灸の効果を見る研究で行われている回数はだいたい1日に2回です。逆子に対するお灸の効果を見る研究はたくさんあります。その研究では1日に1回〜2回行っています。例えば、イギリスの研究では1日2回、イングランドの研究でも1日2回がいいとしています。
1日に1回しか行わない研究も
研究の中には1日1回のものもあれば、週に2回のものもあります。どの研究でも逆子は治る確率が高くなっています。研究では1日2回やるものが多い印象です。
自分の生活にあったお灸の回数を
お灸は生理学的なメカニズムで言えば、やればやるほど効果があります。無理に熱くしてやれなければ、やり過ぎて逆効果ということはありません。ですが、そこまでやる必要がありません。なぜなら、逆子のほとんどは自然に治るからです。
こういったことから、逆子へのお灸は1日1~3回くらいが生活や効果のバランスがいいと考えられます。
お灸の回数の注意事項
注意事項として、熱さだけ気をつけてください。お灸は基本的には温かいか熱いと感じるくらいまで行う必要があります。温覚や痛覚を刺激するから反射が起きて効果が出ます。その反射を引き起こすためには、ある程度の刺激が必要です。普段、逆子の妊婦さんには「熱くなったら終わりにしてください」と指導しています。
我慢すれば火傷する
我慢してやると火傷してしまいます。熱くなったら一回やめる。また始めて、熱くなったら一回やめる。を繰り返すようにしてください。先ほど、熱ければ熱いほど効果があると言いました。実際に火傷させれば反射は強く起きます。ですが、そこまで強く反射を引き起こさなくても逆子は治ります。
強ければいいってもんじゃない
例えば、痛み止めも強ければ強いほど効果が高いですが、無駄に強い薬を飲まないのと同じです。決して無理して行わないようにしてください。
1日に何回でもできるおすすめのお灸
1日に何回も行うためには、棒灸がおすすめです。なぜなら、何回も使うことができるからです。また、irodoriの棒灸は煙がほとんどでないので自宅で行うのにとてもいいです。詳しくは下記の記事を読んでみてください。
【お灸1日何回】まとめ
簡単にまとめると、お灸は1日3回がベスト。なぜなら、回数が多い方が効くから。具体例として、研究では1日に1〜2回しています。回数は生活とのバランスをみて決定する必要があります。注意事項として、無理して熱くしないように気をつけてください。
ということです。