みなさんどーもこんにちは！さかごらぼの玉井です。以前にInstagram(さかごらぼ)でこんな質問をいただきました。
今回の記事の根拠には世界中で発表されている論文があります。逆子には科学的根拠がないとされていますが、発表されている研究や論文はたくさんあります。Google scalarで「breech（逆子）」と検索すると約10万件もヒットします。それにプラス僕が逆子治療をした約200例のデータを基にお伝えしていきます。
28週の逆子が治る確率
28週の逆子が治る確率はとても高いです。なぜなら、お腹のスペースがたくさんあるからです。
28週の逆子が治る条件
逆子が治るためには、回転する必要があります。その回転をするためには胎動とスペースが必要です。そのスペースが28週の時は多くあります。30週を超えるとスペースが減っていき、少しづつ逆子が治りにくくなっていきます。なぜなら、羊水が減るからです。
28週は羊水が多い
羊水は約30週から減り始めます。羊水が減れば胎児が動きにくくなります。これには、具体的な根拠があります。
週数ごとの逆子の治りやすさの研究
研究で証明されています。30週から少しづつ逆子は治りにくくなっていき、32週~34週で治りにくくなります。治りにくくなりますが、36週までは自然に治ります。よく妊婦さん全体の3~5%が逆子で出産を迎えると言う統計がありますが、36週の時点で逆子のままの割合は約5%になります。つまり、36週までは自然に治るけどそれ以降は、すごく治りにくくなると言うことです。
だから、28週の逆子は高確率で治るということです。
28週の妊婦さんが必ず経験すること
もうひとつ具体例があります。研究論文ではなく、逆子の妊婦さんが必ず経験していることです。それは産科の先生から「放っておいても治るから大丈夫。」と言われることです。
28週の多くは自然に治る
28週で診断を受けた妊婦さんのほぼ全てが言われているはずです。先生がそう言うのは実際に自然に治るからです。研究では統計が出ていますが、それだけでなく実際に臨床で多くの逆子の妊婦さんは自然に治っています。助産師さんに聞いても、多くの人は逆子は自然に治っているそうです。
あなたの逆子もきっと治る
僕のところへ逆子治療を受けにくる妊婦さんの多くは「自然に治るって言ったから放っておいたのに、33週の今になって帝王切開の話かよ！！！」と言います。治らなかった妊婦さんからしたら、そんな曖昧な話するなよ！と思うはずです。ですが、多くの逆子が治るので、不要な心配をかけないように先生は「多くは自然に治るからあなたもきっと大丈夫」と言う意味で言います。
それだけ30週以前の逆子は治りやすいということです。
逆子が治りやすくなる方法
それでも治らない妊婦さんも5%います。僕のところへ逆子治療に来院する逆子が自然に治らなかった5%の妊婦さんは「もっと早くケアしておけばよかった。」と口を揃えて言います。逆子が気になる方はなるべく早めにケアをすることをおすすめします。逆子のケアは、基本的には妊婦さんの体調を改善するものなので、不調のある方は体調も良くなります。
逆子を治すもっとも有名な方法
逆子が治りやすくなる方法として、もっとも有名なのはお灸です。お灸は鍼灸院で受けることもできますが、僕は自宅で試すのをおすすめしています。なぜなら、自宅で行うお灸の効果もあまり変わらないからです。また、世界でされているお灸の効果を見る研究の多くは妊婦さん自身でお灸を行っています。妊婦さん自身でお灸を行っても十分に治りやすくなります。
詳しい方法についてはこちらの記事で詳しく説明しているので、気になる方は読んでみてください。
見出し（全角15文字）
【28週の逆子が治る確率】まとめ
簡単にまとめると、28週の逆子は高確率で治ります。なぜなら、28週はスペースが多くあるからです。具体例として、研究でも証明されているし、産科の先生が大丈夫と言う理由だからです。もし逆子を治したいなら、お灸をおすすめします。
ということです。